輸入車
更新日:2019.08.20 / 掲載日:2019.05.02

ランドローバー 最新運転サポート装備GUIDE vol.8

文●グーワールド
※中古車参考価格はすべてグーネット2019年4月調べ。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2019年6月号の内容です)


【ランドローバー 最新運転サポート装備GUIDE】クルマの良し悪しを判断する基準とはなんだろう? 0-100km/h加速のタイム? 燃費? それとも静粛性? カーライフを安心かつ快適なものにしてくれる「差」。いま、ドライバーを助けるサポート装備に注目が集まっています。

SUV専門ブランドならではの扱いやすさと安全性への配慮

ラインアップに広くサポート装備を採用

 英国を代表する高級SUVブランドであるランドローバー。もともとローバー社でオフロード車を手がけていた部門が1968年にブランドとして独立したという経緯があるだけに、悪路走破に関する抜群のノウハウを誇る。1970年には初代レンジローバーが誕生。その年に行われた第1回パリダカールラリーに出場して見事優勝を納め、その名声は世界中に瞬く間に知れ渡った。
 そういった歴史を持つブランドだけに、サポート装備についてもあらゆる路面に対応する「テレインレスポンス」や坂道でのブレーキ操作を助ける「ヒルディセントコントロール」などを他に先駆けて採用。また、ユニークなところでは、ドアミラーに埋め込まれたセンサーによって、最大渡河水深に近づいた際にドライバーに警告を与える装備も開発している。最近では、アウトドアレジャーなどメインキーを持ち歩きたくないシーンで便利な「アクティビティキー」も話題になった。
 このように、SUVならではの発想に基づくサポート装備を採用しているランドローバー。ドライバーをサポートする装備としては、駐車時の視界を確保するカメラや自動ブレーキなどもいち早く採用。大きく、重いSUVのデメリットをカバーするようなアイテムが充実している。 高級ブランドだけあって、サポート装備がラインアップに広く普及しているのも特徴。世代によってその内容は異なるもののライバルと比べて充実しており、安心してドライブできる環境となっている。

腕につけたまま遊べる「アクティビティキー」

 アウトドアでのアクティビティを楽しむ際に便利なウェアラブルキー。樹脂性で耐衝撃性にも優れ、身につけた状態でクルマの特定位置をタッチすると解錠される。

大きな車体を快適かつ安全にドライブさせるサポート装備

先行車を検知し安全な車間距離を維持する[アダプティブクルーズコントロール(ストップ/スタート付)]

先行する車両にあわせて自動的に車速をコントロール。あらかじめ設定した車間距離を保ち、停止した際にはボタン操作またはアクセルを踏むことで再発進も行う。

車線の逸脱をビジュアルとハンドルの振動で警告[レーンデパーチャーワーニング]

方向指示器を出さない状態で車線をまたごうとすると警告を行い、ステアリングを制御して車線をキープする。長距離ドライブでの安全運転をサポートする装備。

衝突の危険を察知すると警告および自動ブレーキを作動[自動緊急ブレーキ]

車両や歩行者との衝突を回避または被害を軽減する自動緊急ブレーキ。衝突のリスクが生じた際にドライバーに警告を行い、それでも反応がない場合には自動的にブレーキを作動させる。

速度を維持し疲労を軽減。最高速度も設定可能[スピードリミッター付クルーズコントロール]

アクセルを踏むことなく、スピードをキープするサポート装備。スピードリミッター機能が備わっており、最高速度を任意で設定することも可能となっている。

死角から接近するクルマを警告、ステアリングも制御する[ブラインドスポットアシスト]

ドライバーが直接視認できない死角に車両が接近していることを知らせる装備。車両を検知するとドアミラーのランプが点灯。それでも車線変更しようとするとステアリングを制御する。

システムがステアリング操作を行い駐車をアシスト[パーキングプロパック]

カメラやセンサーによる駐車支援に加えて、駐車時のステアリング操作を自動化する機能を提供する。縦列駐車や車庫入れが安全かつスムーズにこなせるようになる。

360度を表示するモニターや後方からの接近を警告[パーキングパック]

狭い場所での駐車のような、気を遣う状況をサポートしてくれる装備。クルマの周囲360度をカバーするカメラや障害物との距離を音などで知らせるセンサーが用意されている。

アプリやスマートフォンと連動するコネクティビティ[INCONTROL]

専用アプリによる各種情報の取得や車両のコントロールを実現する機能。車外からのエアコン操作や施錠などの情報確認も。クルマそのものをWiFiホットスポットとすることも可能。

最新のサポート装備を数多く装備する最新モデル

ハイクラスな装備を誇る最新世代のモデルたち
 高級SUVブランドだけに、早くからサポート装備を数多く採用してきたランドローバー。なかでも大きな変化となったのが2016年の改良で、自動運転技術を活用した安全、快適装備やインフォテインメントがさらにレベルアップ。2017年以降であれば、ほとんどのモデルが上で紹介したサポート装備を備えている。ただし、「~プロパック」といった名称の装備はオプションとなっているため、中古車を購入する際には確認が必要だ。

RANGE ROVER VELAR

 最新モデルだけありほぼすべてのサポート装備を採用。2つのタッチ対応モニターで構成される「Touch Pro Duo」も標準装備している。
中古車参考価格帯:640万円~1350万円(2017年~2019年 全グレード)

DISCOVERY

 自動ブレーキやパークアシストなどサポート装備が充実。シートを車外から遠隔操作する機能を世界で初採用したことも話題になった。
中古車参考価格帯:620万円~720万円(2017年~2019年 全グレード)

RANGE ROVER

 フラッグシップだけにサポート装備は全方位的に充実。2016年12月の改良により、ブランド最高の内容にアップデートされている。
中古車参考価格帯:690万円~2100万円(2013年~2019年 全グレード)

デビュー当初から高度なインフォテインメント機能を備えていた

500万円からねらえるモデルでも装備は充実
 ランドローバーの現行ラインアップは比較的近いタイミングでモデルチェンジを行っており、サポート装備についても年代によって大まかな内容は同じと考えていい。2012年~2013年といった年式のモデルであっても、緊急通報システムが備わるなど、高級ブランドならではの充実ぶりだ。また、SUV専門ブランドだけあって大きな車体のモデルが多いだけに、駐車をサポートする装備については早くから標準装備化されているのも特徴。

DISCOVERY SPORT

 2013年の登場当時から衝突回避を支援する自動緊急ブレーキを採用。8インチタッチ式のインフォテインメントシステムを備えている。
中古車参考価格帯:330万円~530万円(2013年~2019年 全グレード)

RANGE ROVER EVOQUE

 ブレーキの制動力を高めるエマージェンシーブレーキアシストを採用。360度ビューのサラウンドカメラも全車に標準装備している。
中古車参考価格帯:250万円~650万円(2012年~2019年 全グレード)

RANGE ROVER SPORT

 2013年のデビュー当初から緊急通報システムといったインフォテインメント装備を採用。車線逸脱警報や道路標識認識機能も備わる。
中古車参考価格帯:520万円~1300万円(2013年~2019年 全グレード)

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グーネットマガジン編集部

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