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更新日:2022.10.01 / 掲載日:2022.10.01
【メルセデス・EQ 新型EQS、新型EQE】航続距離700kmの電気ラグジュアリーカー

文と写真●ユニット・コンパス
メルセデス・ベンツ日本株式会社は、メルセデスの電気自動車ブランド「メルセデス・EQ」の新型車を「EQS」と「EQE」を2022年9月29日に発売した。メルセデスが長年培ってきたラグジュアリーと快適性の理想を電気自動車においても実現させた。価格は、「EQS 450+」が1578万円、「EQS 53 4MATIC+」が2372万円、「EQE 350+」が1248万円、「EQE 53 4MATIC+」が1922万円。
電気自動車の不安を払拭するサービス体制を用意
新型車の発表と同時にメルセデス・ベンツ日本が提供するサービス体制についても発表が行われた。注目は、バッテリーに対する保証で、高電圧バッテリーは10年または25万km以内で、サービス工場の診断機により高電圧バッテリー残容量が70%に満たないと診断された場合の保証を付帯。車両そのものにも、新車購入から5年間または10万kmのいずれか早い方まで、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポートが無償で提供される保証プログラム「EQケア」が適用される。また、納車時に車載される専用の充電カード22を使用し、全国にある約20,000基23の
提携充電器を利用可能。申し込みから 1 年間は月額基本料金及び充電料金が無料となる。

メルセデス初のラグジュアリー電気自動車である「EQS」が登場

- ・ 日本で販売される電気自動車で最長の航続距離700km
- ・ メルセデス初の電気自動車専用プラットフォーム
- ・ ダッシュボード全面をディスプレイにする「MBUXハイパースクリーン」
- ・ 量産自動車として世界で最高の空力性能、Cd値0.20
- ・ 外部給電器として利用可能で災害時には家庭に給電も
- ・ メルセデスAMG初のBEV「EQS 53 4MATIC+」も導入
EQSでは専用のプラットフォームを新たに設計・開発。電気自動車ならではのパッケージと空力という機能性も兼ね備えたエクステリアを表現した。室内で特徴的なのは、タッチ式のMBUXハイパースクリーンで、機能性と美しさを両立している。また、ラグジュアリーカーとして騒音・振動対策も徹底的に行っており、とくに静粛性は従来にないレベルに到達したと主張する。
日本仕様としては「EQS 450+」に加えて、メルセデスAMG初となる電気自動車モデル、「EQS 53 4MATIC+」も発表された。こちらは前後に2つのモーターを搭載するAWDモデル。




「EQE」は電気自動車でありながら操縦性にもこだわったドライバーズカー

- ・ 90.6kWhのリチウムイオンバッテリーにより航続距離は624km
- ・ メルセデス・ベンツ初の電気自動車専用プラットフォームを採用
- ・ ダッシュボード全面に広がるディスプレイ「MBUXハイパースクリーン」をオプション設定
・ 最大150kWまでの急速充電(CHAdeMO)に対応
・ 外部給電器として利用可能
「EQE」は、EQ モデルとして初となる3BOXタイプのミドルサイズセダン。専用のプラットフォームを採用、空力性能に優れたエクステリアデザインや高効率なパワートレインがもたらす環境性能に加えて、セダンならではの実用性を兼ね備える。「EQS」に比べてホイールベースが短いことに加えて、電気自動車ならではの低重心により、操縦性も優れているのも「EQE」の魅力だ。標準モデルである「EQE 350+」に加えて、メルセデス・AMGの「EQE 53 4MATIC+」もラインナップする。



