新車値引き情報
更新日:2022.03.25 / 掲載日:2021.10.28
読者の値引き実例 私もX氏
この記事の目次
その1 アルファードから61.8万円引き!

TOYOTA アルファード S Cパッケージ(7人) トータル値引き 61.8万円 値引き率 13.1% From大阪府 先輩! 38万円も安く買えました。 後輩よ、これが上得意客ってもんやで 会社の後輩が本誌の愛読者である私に助けを求めてきた。 「アルファードを考えている。馴染みのトヨタA店で見積もりを出してもらったが値引き40万円、4年落ちヴェルファイアの下取り260万円でストップ。これでは高すぎて買えない」とのこと。 早速、買い取り専門店での査定を指示すると「最高275万円が付いた!」との報告が入る。 私の行きつけのトヨタB店に打診すると、値引き約58万円を提示。いきなり好条件を出してきたなと思いつつ「新婚の後輩のために頑張るぞ!」と気合を入れる。 後輩と二人でB店へ。ちなみにこの店で私は過去、アルファードを2台購入し、さらに知人5人を紹介しているので“上得意客”扱いになっているそうだ。 下取りは260万円。「買い取り店では280万円近い値やで」と攻めると、担当さんの顔が見る見る青ざめていく。結局「少しお時間をください」となった。 その日の夜、最終見積もりが送られてきた。車両本体値引き61万7950円、下取り276万6550円。後輩は大満足で契約。 値引き採点 5 アルファードは現在、大盤振る舞い中ですが、付属品いっさいなしのスッピン状態で60万円引きを超えた例はほとんどありません。下取り額も納車時期(約2か月後)を考えると、破格の値段です。
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その2 セレナから53.1万円引き!

NISSAN セレナ e-POWERハイウェイスターV(7人) トータル値引き 53.1万円 値引き率 11.6% From東京都 担当さん、最高の勘違い(笑) 我が家史上、最速の決着! 狙いはe-POWERを搭載したセレナ。事前に顔馴染みの中古車店に下取り車(5年落ちセレナ)の買い取り値を出してもらうと、予想を大きく上回る160万円。 日産に出向いて担当さんに乗り換えを申し出る。中古車店の買い取り値を伝えると「うちは190万円で下取りします!」。思いもよらぬ高値にビックリ! e-POWERの値引きは渋いと聞いていたので「(値引き+下取り額の合計で)トータル200万円くらいになれば買い替えようと思っていた」と言うと、担当さんは「値引きと下取りを差し引いた支払い総額200万円」と勘違いして、本社と調整に入る。最終的にナビなどを追加して240万円で決着。車両本体値引き46万918円、付属品(89万4569円)値引き7万181円となっていた。 値引き採点 5 新車の「異常な納期の遅れ」から中古車価格が高騰しています。とくに5年以内の高年式車は高値が付きます。それにしても下取り額の190万円は破格です。値引き条件も文句なし! 大成功です。
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その3 カローラスポーツから39.8万円引き!

TOYOTA カローラスポーツ ハイブリッドGスタイルパッケージ トータル値引き 39.8万円 値引き率 13.0% From岐阜県 4台目だけど油断は禁物! 競合で30万円も安くなった!! 妻のプリウス(平成22年式)が走行15万km弱となり、車検切れも近づいてきたので買い替えることにした。 プリウスを購入したトヨタA店へ。狙いはカローラスポーツ。担当さんからはこれまで3台を購入している。 提示してきた条件は値引き20万円、下取り3万円。 昨年からほかの販売店でもカローラを取り扱うようになったので、トヨタB店へ。若いセールスさんとクルマ談義で盛り上がる。「値引き+下取りの合計で40万円は出せますよ」とのこと。 トヨタA店の担当さんから電話があったので、次の日曜日、訪問。B店の条件を伝えて上乗せを迫った結果、車両本体31万8182円引き、付属品(21万8350円)8万円引き、下取り12万8190円、ガソリン満タンとなったので契約した。 値引き採点 5 付き合いの長いセールスマンが相手だと、得てして一発交渉で決まってしまうことが多いようです。このX氏は他のトヨタとも商談して競合に持ち込み、文句なしのウルトラCクラスを引き出しました。
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その4 マツダ2から32.3万円引き!

MAZDA マツダ2 15Sブラックトーンエディション トータル値引き 32.4万円 値引き率 14.6% From千葉県 越境して飛び込み一発勝負! 強気のマツダを完全攻略!! 現車のプリウスはもうすぐ10年。娘が免許を取得したため、扱いやすいコンパクトカーに買い替えることに。 ヤリスとマツダ2を試乗した結果、マツダ2を選定。 地元のマツダA店は値引き15万円で「これ以上は無理」と白旗。越境して隣県のマツダB店に飛び込み訪問。これまでの経緯を伝えて、 X「支払い総額が予算の200万円ぴったりになれば、この場で契約します」 セ「値引きが30万円を超えてしまいます。上司と相談させてください」 しばらくして、 セ「OKが取れました!」 最終的な条件は車両本体値引き29万3487円、付属品(26万6577円)値引き3万円となっていた。なお、プリウスは67万円(マツダの下取り額は50万円)で買い取り専門店に売却。 値引き採点 5 マツダ2はモデル末期(来年、フルチェンの予定)ながら思ったより強気な売り方をしてきます。6月の一部改良後の新型から32万円引き/値引き率14.6%なら大成功! 下取り車の処分も上手です。
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その5 ハリアーから53.0万円引き!

TOYOTA ハリアー ハイブリッドZ トータル値引き 53.0万円 値引き率 10.8% From和歌山県 予算超過は小遣いで補填(泣) 頑張るしかありません(笑) 下取り車は16年落ちのステップワゴン。ヴェゼルやCX-5、レヴォーグも検討したが、本命はハリアー。トヨタA店が値引き+下取り40万円を提示してきたが、完全に予算オーバー。妻は当然NG。そこで「予算の380万円を超えた分は自分の小遣いから出す」を条件になんとかOKをもらう。 経営の違うトヨタB店とも商談すると値引き+下取りは50万円に。これをA店にぶつけると「56万円+端数切り」が飛び出す。契約を迫られたが、ここで決めては公平性を欠くので態度を保留。 再びB店へ。A店の条件は伝えないで最終額を求めて「安いほうで契約します」とやった結果「57万円+端数切り」となったので決定。最終条件は車両本体と付属品(27万9770円)から52万9942円引き、下取り5万円で支払い総額は465万円。 値引き採点 5 ハリアーを攻略するには「トヨタ同士の争い」に持ち込むのが一番。この戦術を駆使して文句なしのウルトラCを引き出しました。なお、下取り車は車検が1年残っているので5万円は妥当な額です。
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その6 カローラクロスから21.0万円引き!

TOYOTA カローラクロス ハイブリッドZ E-Four(4WD) トータル値引き 21.0万円 値引き率 5.6% From高知県 下取りUPは値引きじゃない!? “思い違い”も武器になる! 発売前の“カロクロ”を先行商談。値引きは16万円。2年半乗ったカムリの下取り額は220万円。上乗せを迫ると、下取り額は20万円アップ。実質36万円引きとなったので契約する。 帰宅後、下取りをカムリではなく、18年乗ったウィッシュに変更。セールスさんに電話して、その旨を申し出る。すると値引きは16万円のままで、下取り額は5万円とのこと。あれ!? 合計36万円引きにはならないのか……。 X「数字のマジックや!」 セ「ウィッシュだと、この条件になってしまいます」 小生の思い違いのようだがどうにも納得がいかない。 X「あと10万円、なんとかならんかなあ」 結局、5万円の上乗せで決着。車両本体から15万円引き、付属品(29万8430円)から6万円引きとなった。 値引き採点 4 先行商談の段階で20万円超なら合格です。地域性を考慮して採点は4としました。ただし経営の異なる、ほかのトヨタの販売店と商談して競合に持ち込めば、さらに上乗せが取れた可能性があります。
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その7 クラウンから75.9万円引き!

TOYOTA クラウン ハイブリッドRS アドバンスFour(4WD) トータル値引き 75.9万円 値引き率 9.6% From埼玉県 コロナと奥様を武器に攻撃! “超”の付くウルトラCを奪取!! 経営の違うトヨタ3店とクラウンを対象に商談。各店のセールスさんに「このご時世なのでゆっくりと交渉ができません。最初から『これ以上は無理!』という条件を出してください。実は、妻がレクサスISを気に入っているので、同じくらいならISになってしまうかも。だから妻を納得させる条件が欲しいです」と言って迫った。 どこの店も思い切った値引き/下取り額を提示してきたが、以前お世話になったことのあるトヨタA店が「今回はどうしても購入してもらいたい!」と売る気満々。2回目で他店の条件を伝えて一気に攻めた結果、車両本体とメーカーオプション67万8700円から62万5980円引き、付属品(102万8810円)から13万3100円引き、下取り240万円(他店230万円)となった。 値引き採点 5 合計170万円ものオプションを付けているとはいっても、これだけ取れたら“超”ウルトラC! クラウンは末期のバーゲン中ですが、これから購入するなら今回のX氏を目標にするといいでしょう。
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その8 GRヤリスから17.0万円引き!

TOYOTA GRヤリス RS トータル値引き 17.0万円 値引き率 5.2% From静岡県 馴染みのトヨタ同士を競合。 決定……と思いきや、大逆転! 還暦を前にして、13年間連れ添ったエスティマに別れを告げ、「走りを楽しめる小型車に乗ろう!」と決意した。 アバルト595も候補に挙がったが、妻から「高すぎるし、故障が心配」とダメ出しされてしまったため、狙いをGRヤリスに絞る。 付き合いのあるトヨタ2店に出向いて「どちらかで必ず購入する」と宣言してから商談を開始。エスティマの下取り額はA店の29万円に対して、B店は15万円。値引きはどちらも「7万円が限界」としてきたが、貴誌の情報を伝えて上乗せを迫ると、A店が15万円引きを提示。 これで決まり……と思いきや、B店が車両本体値引き13万9780円、付属品(31万6580円)値引き3万円の合計16万9780円引き、下取り30万6000円を出してきたため大逆転! 値引き採点 4 GRヤリスはマニア向けのクルマだけに強気な売り方をしてきますが、このX氏のようにトヨタ同士の競合に持ち込めば攻略できます。ただし下取り車は買い取り専門店にもみせて比較したかった。
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ライタープロフィール
内外出版/月刊自家用車
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。