新車値引き情報
更新日:2018.12.01 / 掲載日:2018.07.26
【新車購入】読者の厳選レポート

From大阪府
SUZUKI クロスビー
ハイブリッドMZ
車両本体価格 207万360円
トータル値引き 22.0万円
値引き率 8.9%
店長さん曰く「クロスビーで
こんな条件出したことないです!」
現在乗っているハスラー(平成28年式)は家族4人乗車での移動に少なからず不満が出ている。自分としてもNAエンジン軽自動車の非力さに我慢ができなくなって買い替えることに。
ミニクロスオーバーも検討したが、本命はクロスビー。
ハスラーを購入したスズキA店の店長さんと商談。すると、車両本体値引き6万4800円、付属品値引き7万5600円、下取り額111万円を提示。 5日後、サブディーラーB店と商談。A店との競合を伝
えると強く反応。提示してきた条件は車両本体値引き15万1458円、付属品値引き18万円、下取り額115万円。値引き/下取りを合わせた金額はスズキA店より23万円も大きい。ただし、これにはカラクリがある。見積もりには「3年後の車検費用や定期点検費用、ボディコーティング、付属品などを含めたパック=22万8000円」が計上されているのだ。私としては必要性を感じないものも含まれているのが気になる。
3日後、スズキA店へ。B店の条件を伝えて競合をあおると、かなり頑張ってくれたが、まだB店より7万円ほど割高だ。店長さんは「高いけど買ってくださ~い」と、営業マンとしては掟破りなディフェンシブル・ランゲージを浴びせてきた。一瞬、ひるんだが、こちらも掟破りの戦術を繰り出す。持ち込み部品リスト(大物・小物取り交ぜて14点)を示して「すべてを無料で取り付けてください」とやる。さすがの店長さんも笑みが消えてるが、結局、OKに。
さらにB店との差額7万円については「両者痛み分けということで3万5000円の値引き上乗せとガソリン満タンで決着しませんか?」と、フェイントからのループシュートを放ち、了承を得る。押印5mm手前で、「あっ、忘れてました。持ち込みでシートカバーとホイールアクセントの取り付けもお願いできますか?」とロングシュートを放つと……見事に決まった! 最終条件は車両本体値引き14万4586円、付属品(40万1166円)値引き7万5600円、下取り額118万8400円。B店より4万円ほど割高になるが、その分は取り付け工賃の無料サービス(実質5~6万円)でカバーできた。
値引き採点 5
サブ店を先行させて、なじみの店長を上手に攻略しています。獲得した値引き条件と取り付け工賃の無料サービスを合わせると文句なしのウルトラCクラスです。ここでは割愛しましたが、下取り車を買い取り専門店に見せてしっかり損得勘定をしています。
X氏の値引き特報 その2

From茨城県
HONDA N-BOX
G Lホンダセンシング
車両本体価格 162万8640円
トータル値引き 16.6万円
値引き率 9.8%
外堀を埋めて本丸を攻めろ!
殿様はどこだ? も~ドキドキです(笑)
父親が乗っているストリーム(平成13年式)を買い替えることに。スペーシアとタントも検討したが、狙いを今一番売れているN-BOXに絞った。
まず下取り車の相場を調べに買い取り専門店へ。5店をまわったが、最大で2万円。17年落ちとあって、ほとんどの店が「値は付きません」とのこと。
ホンダA店では値引き12万円/下取りゼロで、支払い総額は166万円。経営の異なるホンダB店でA店との競合を伝えると、値引き14万円を提示。ただし、ここでも下取りはゼロ。支払い総額は164万円。
ホンダC店へ。ここは最寄りの店ということもあって、ひそかに「条件さえ良ければ決めたい」と思っている。気合いを入れて挑んだ。
X「今、年度末の決算期ですが、何か好条件を出しやすくするような売り方はありますか? できる範囲で協力します」
セ「在庫車なら決算期内に登録ができるので値引きを出しやすいですね。あとローンを組んでもらえるといいんですけど……」
X「ローンだと、たとえ値引き条件が良くなってもトータルで高くなりませんか?」
セ「繰り上げ返済も可能です。その場合、金利手数料は5000円程度ですみますよ」
ローンを組むことにすると値引き16万円/下取り2万円、支払い総額は160万円に。
X「セールスさんはほかのホンダより条件交渉の提案力や商品情報知識が優秀ですね」
セ「ありがとうございます!」
X「ナビとドラレコを持ち込むので取り付け工賃(3万7800円)をサービスしていただけたら決めようと思います」
セ「う~ん……もう店長決裁の範囲を超えてしまっているので社長に相談をしてみます。正直、N-BOXでここまでの条件を出したことがないので、どうなるかわかりません」
なかなか社長さんが捕まらず、どうなることか? とドキドキして待っていましたが、最終的にOK。注文書には車両本体と付属品/取り付け工賃6万588円から16万5608円引き、下取り5万円(リサイクル費用戻し分1万2210円を含む)となっていた。車庫証明/納車費用はカットしている。
値引き採点 5
他のホンダを先行させて最後に“最寄りの店”と勝負をしたのが功を奏しています。「セールスマンを褒めておいて攻める」というのも大人のやり方で有効です。下取りの上乗せ分も含めると、実質的に20万円近い値引きが取れたと考えていいでしょう。
提供元:月刊自家用車