新車値引き情報
更新日:2018.11.24 / 掲載日:2017.11.30
【新車購入】読者の厳選レポート(2017年11月)

FROM岐阜県
私は誰と商談していたのか?
謎のまま終わってしまった(笑)
最近、高齢者による交通事故が多発しているが、正直、他人事ではない。そこで「運転中の判断ミスや操作の遅れに対応できる、最新の安全装備を備えたクルマに買い替えたい!」という気持ちが強くなった。軽登山が趣味なので、林道や山道を軽快に走れるSUVに狙いをつける。ヴェゼルやCX-3も検討したが、オフ&ラフロードには不向きと思い候補から外す。残ったのはXVだ。
スバルの営業マンは入社したばかりの新人君。商談中、返答に困って「少々お待ちください。訊いてきます」を連発。ショールームとバックヤードを行ったり来たりするも、値引きは12万7000円(支払い総額338万5000円)と低調だ。
こちらが「きっちり300万円にしていただけたら、決めます」と迫ると、またまた「訊いてきます」。期待したが、返答は消え入りそうな声で「無理でした」。その後は無言(笑)。
結局、いったん冷却期間をおくことにした。1か月後、スバルに出向いて商談を再開。
X「300万円とは言いません。320万円なら決めます」
新人君は、お約束の「訊いてきます」。内心、「だめだこりゃ」と思っていたが、案の定「無理でした」。
1週間後、3度目の商談。まずは「今日ダメなら、今後、あなたと顔を合わせることはないでしょう」と伝える。そして付属品を7万円ほど追加し、「支払い総額320万円なら決めます!」と強気に出た。例のごとく「訊いてきます」と席を立つが、今回はなかなか戻ってこない。飲み物をおかわりして待つ。
セ「目一杯頑張りました! これでお願いします!」
提示してきた条件は支払い総額323万円。
X「じゃ、ガソリン満タンをお願いします!」
セ「訊いてきます」
最後の最後までこれだ(笑)。
セ「OKです!」
商談成立。しかし、私は誰と商談していたのか……。最終的に車両本体から17万9139円引き、付属品54万3188円から14万6847円引きとなっていた。
<購入データ>
SUBARU スバルXV 2.0i-Sアイサイト 4WD
車両本体価格 278万6400円
値引額32.6万円/値引き率9.8%
<値引き採点 4>
粘り勝ちです。新人セールスマンは自分では判断できませんが、上司に泣きつくことができます。X氏は時間をかけて、セールスマンを上手に誘導して特別な値引き決裁を引き出しています。岐阜県という地域性を考えると、評価は「5に近い4」です。
X氏の値引き特報2 HONDA フリード+

FROM千葉県
ノリの悪い正規店で買うより
親身になってくれるサブ店!
これまで乗ってきたウィッシュで全損事故を起こしたため、急遽、新車の購入を決めた。
狙いはフリードシリーズのフリードプラス。経営資本の異なるホンダカーズ4店と、近所のサブディーラー2店を対象に商談を開始する。
ホンダA店は我が家に近く、利便性がいいが、売り方は強気で、値引きは12万円でストップ。
次のB店はノリが悪く、値引きは7万円でストップ。店舗自体も暗いので即、退散。さらにC店では、ホンダ同士の競合をにおわせると「値引きではなく、セールスマンの人柄で選んでください」と言うばかりで値引きの提示はなく、話は進展しなかった。
4店目のD店はセールスさんが同年代ということもあって大いに話が盛り上がるが、値引きは15万円で終了。他店では査定ゼロだったウィッシュに2万円の下取り価格を付けてくれたが、それでもまだ買い得感が薄い。
どこの店でも代車の話をすると「うちでは代車は出せません」とか「1日につき4000円いただければ」とか親身になってくれない。この対応は残念だった。
最後は近所のサブディーラーへ。これまでの経過を伝えると、「納車となるまで代車を用意します。もちろん料金はかかりません」と言ってくれた。しかも、いきなり車両本体から20万円引きを提示。また、この店はカーショップなので汎用品のナビとドライブレコーダーを購入すれば、そこから1万2070円を割引。工賃の1万1000円もサービス。さらに、ナンバーフレームと洗車プリカ、ポリマー加工を無料サービス。ウィッシュに取り付けていた社外ホーンとLEDナンバー灯を無料で移植してくれる。下取り車は査定ゼロだが、リサイクル預託金と税金の残り分は払い戻してくれるとのこと。これなら正規ディーラーで買うより、ずっと有利なので決定した。
なお、注文書には付属品の値引きも含めて車両本体値引き21万2070円と記入。付属品欄に工賃1万1000円を値引きとして計上してあった。
<購入データ>
HONDA フリード+ ハイブリッドEX
車両本体価格 267万6000円
値引き額22.3万円/値引き率7.5%
<値引き採点 4>
最初からホンダ同士の競合を明らかにすると、警戒して値引き条件をはっきりと提示してこなくなることがあります。同士討ちは2回目の商談からにしたほうが得策だったと思います。代車や付属品、移植工賃などの無料サービスも合わせて評価は4としました。
提供元:月刊自家用車