新型車比較・ライバル車対決
更新日:2018.10.25 / 掲載日:2018.02.27

注目SUVライバル対決 バトル4

  • MAZDA CX-3
    ●発表(最新改良):’15年2月27日(’17年6月28日)
    数字通り、現ラインナップで最小SUVのCX-3。しかし走りやデザイン、質感には手を抜くことなく最新マツダ車らしさが盛り込まれる。

  • MAZDA CX-5
    ●発表(最新改良):’16年12月15日(’18年2月8日)
    全エンジンに手を入れるなど、改良を発表したばかりのCX-5。初代はスカイアクティブ全面採用第一弾。ちなみに中国専売でCX-4もある。

  • MAZDA CX-8
    ●発表(最新改良):’17年9月14日(ー)
    海外にCX-9はあるが、国内では最大となるCX-8。3列シートを備える点が一番の特徴。足はCX-9を基に減衰力などを専用チューン。

注目ポイントはココ!

1:全車に共通するマツダ“哲学”
2:もっとも異なるキャビンの実用性

ベストCXはどれだ

汎用性、コスパから見るとおすすめはやはり……

 魂動デザインに人馬一体、iアクティブセンスにディーゼル。マツダ独自開発モデルの特徴は多くで共通している。悪く言えば金太郎飴的だが、マツダ哲学を色濃く反映してこそ最新マツダ車である。
 マツダ哲学を不足なく得られるならその中で手頃な価格のモデルを選べばいい。確かにそのとおりなのだが、マツダ車に共通する弱点として、スペース効率の悪さがあり、それが実用面からの選択の縛りになってくる。
 比較車で最小となるCX-3は同クラスで最も余力のあるディーゼルを採用し、高速域の余力と燃費の両立では国産車のトップクラスだ。ただし、後席レッグスペースはスモールクラスでも狭く、4名乗車の長距離ドライブには適さない。また、iアクティブセンスを採用するが、上級車種では半自動操舵支援を備える車線維持支援は逸脱警報に限定される。また、ACCの対応下限速度は30km/h。
 4名乗車の機会が多ければ1クラス上のCX-5が無難なのだが、CX-5も同車格のライバルと比べると後席と荷室容量に余裕がない。車線維持支援は半自動操舵型、ACCは全車速型になるので運転支援機能はCX-3より1ランクアップ。さらにトルクフルなディーゼルと合わせれば高速長距離適性はCX-3をかなり上回る。
 4名乗車で悠々と過ごすキャビンを求めるならCX-8が最適である。さすがにサードシートを使用するとセカンドシート乗員と「譲り合い」が必要になるが、サードシートを緊急用に割り切ればセカンドキャプテンシートもあってマツダ最上級SUVらしいプレミアム感を楽しめる。走りの質感もCX-5の上位車種らしい。
 CX-8は価格と街乗りに不向きなサイズが悩み所。街乗りが多ければCX-3だが、キャビン実用性が気になる。汎用性とコスパを考えるならCX-5が無難だ。

  • 写真はCX-3。

  • 写真はCX-3。

  • 写真はCX-5。

  • 写真はCX-5。

    広大な室内ではないが、質感を高めブランド内で統一されたインテリア。さすがにCX-3となると「コックピット感」は強いがやや狭い。

icon ◆実力採点◆

同様の傾向で大中小といった3車だが、悪路踏破性については事情が異なる。CX-5とCX-8はSUVらしい最低地上高設定だが、CX-3は一般乗用車に近い。SUVの雰囲気を楽しむコンパクトカーとも言える。
※採点はSUVカテゴリーでの評価採点。10点満点。

  • おすすめグレード

    CX-3
    20S プロアクティブ

  • おすすめグレード

    CX-5
    XD プロアクティブ(4WD)

  • おすすめグレード

    CX-8
    XD プロアクティブ(4WD・6人乗り)

提供元:月刊自家用車

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グーネットマガジン編集部

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