新型車比較・ライバル車対決
更新日:2026.02.28 / 掲載日:2026.02.28
新型RAV4 vs ライバル完全比較〜結論&おすすめグレード〜
勢力図激変!?《2026最新版》ミドルSUV完全比較
《新型RAV4vs ライバル先取り対決》
人気と実力でミドルSUVカテゴリーをけん引してきたRAV4の新型がデビュー! そこで今回は気になるライバルを3車種ピックアップ。横並びの比較を敢行し、各車の強みを探った。
●文:川島 茂夫
※写真はプロトタイプや海外仕様を含む。
※本記事の内容は月刊自家用車2026年3月号制作時点(2026年1月中旬)のものです。
新型RAV4vs ライバル先取り対決・結論&おすすめグレード
内容充実のRAV4は廉価版がほしいほどだ
現在販売されているRAV4はZとアドベンチャーの2グレードで、価格面では450万円のアドベンチャーがエントリーモデルになる。価格的に競合するライバルのグレードはフォレスターがX-ブレイクEX、エクストレイルがX e-4ORCEである。
PHEVのアウトランダーはベーシックなMでも約530万円で、他と同等装備のグレードは600万円を超える。外部充電と短距離でのBEV的運用を重視しないとちょっと躊躇する価格差だ。
RAV4アドベンチャーに最も近い価格のフォレスターX-ブレイクEXはアイサイトX装着仕様であり、状況限定ながら自動運転に興味のあるユーザーには買い得感が高い。ADAS機能の充実したRAV4の上位設定となるZは490万円。コスパ重視のユーザーにはハードルが高い。ただ、総合的な装備水準ではRAV4アドベンチャーも納得できる価格設定だ。エクストレイルもコスパではRAV4を若干上回るが、一番の推しは2列シート仕様の13万円高で3列シート仕様が選べることだ。
もう少し手頃な価格のモデルが欲しいが、最新ミドルSUVに求める要素を全方位的にカバーしているのがRAV4の強味といえる。
TOYOTA 新型RAV4
スタート価格は高めだがミドルSUV選びでは外せない
新型RAV4のウイークポイントのひとつがエントリー価格。ガソリン車が整理された影響が大きいが、400万円以下からSUVとして充実したモデルを選べた先代と比較するとハードルは一段高くなった。それでも新世代型パワートレーンや電子制御プラットフォームの導入やADAS機能の充実など納得できる内容を備えている。物価高と円安のダブルパンチの経済背景を考慮するなら頑張った値付けと言ってもいいだろう。
PHEVやGRスポーツの販売も決定しており、今後は価格的に求めやすいグレードの追加も可能性がある。車種展開は現在進行形なのだ。予算的に難しいなら、今後のバリエーション展開の情報を待ってもいい。RAV4は新型になってもミドルSUV選びの柱なのだ。

TOYOTA 新型RAV4・おすすめグレード

アドベンチャー ●価格:450万円

ADAS機能で差があるのは少々気になるものの、ミドルSUVらしさあるいは先代のイメージを踏襲して選ぶならアドベンチャーがいいだろう。利便快適装備は先代アドベンチャーよりもグレードアップしながらアウトドアレジャー向けの雰囲気を損なっていない。
SUBARU フォレスター
コスパはトップクラスで燃費改善のHEVも選べる
HEV専用モデル化が進む中、ガソリン車も設定しているのが車種構成上の特徴のひとつ。ただし、ガソリン車といっても1.8ℓターボでパワートレーンとしては付加価値志向で、価格のハードル低下効果は限定的。どちらかと言えば燃費と余力感のHEV、操る心地よさのターボといった具合の選び分けだ。
本格HEVの導入で燃費性能を大きく改善。キャビン実用性やオン&ラフロード走行性能は先代から定評があり、新型になって泣き所が払拭され、競争力は大幅にアップ。また、全モデルに部分的な自動運転機能を備えたアイサイトX装着の「EX」仕様を設定。走行性能とADASの充実をベースとしたコスパはクラストップレベル。機能コスパ重視のミドルSUV選びなら最有力候補だ。

SUBARU フォレスター・おすすめグレード

X-ブレイク S:HEV EX ●価格:447万7000円

プレミアムEXとは装備設定に違いがあり、OP等の制限もあるが、コスパ面でシリーズトップレベルとなるX-ブレイクEXをおすすめしたい。アウトドアレジャー志向の外観デザインや撥水カーゴフロアボードなどミドルSUVのイメージにもぴったりだ。
NISSAN エクストレイル
4WDの走りが最大の魅力。2WDは価格が武器となる
ミドルSUVの基本適応用途からすれば駆動方式は4WDが標準的な選択になるが、エクストレイルは2WD車も用意。悪路の走破性よりもHEVの走りやハイトワゴンとしての使い勝手を求めるユーザーには価格面のメリットも大きい。ちなみに4WDの同グレードとの価格差は約30万円である。
もっとも、エクストレイルの走りの真骨頂は4WDにあり、ツインモーター式のポテンシャルを活かした乗り心地や操安性、動力性能は同クラスのHEVモデルでもトップレベル。日産の電動化技術を象徴するモデルだ。
3列シート仕様の設定もセールスポイントのひとつだが、1グレードのみの設定であり、2列シート仕様との価格差は約13万円なのでコスパは必要性次第である。

NISSAN エクストレイル・おすすめグレード

X e-4ORCE[2列] ●価格:434万9400円

利便快適装備やインフォテイメント、ADAS機能の内容を見ると最上級のG e-4ORCEが魅力的だが、X e-4ORCEよりも約60万円高い。X e-4ORCEをベースに必要度の高いOPを装備するのが賢明。フル装備に近くなるならGにグレードアップだ。
MITSUBISHI アウトランダー
スポーティな電動走行が楽しめて、給油によりBEVの不安点を解消
満蓄電でのWLTCモード電動航続距離は102㎞。急速充電にも対応している。レジャー用途ならともかく、一般的な日常用途ならBEVとして使用できる。ライバルのHEVモデルよりも150万円近く高い価格差を埋めるのは至難の業だが、BEVに興味はあるが航続距離が不安というユーザーには最適だ。
パワートレーン以外のセールスポイントは上級クラスを思わせるプレミアム感ある内外装とS-AWCを駆使した走りだ。とくにハンドリングはSUVとは思えないレベル。後輪によりパワーのあるモーターを配し、4輪のトルク制御を用いて挙動の最適化を図るS-AWCはスポーティなドライビングにも対応できる。高級志向のSUVかつダートスポーツ志向のSUVでもあるのだ。

MITSUBISHI アウトランダー・おすすめグレード

P[5人乗り] ●価格:634万4800円

レジャーワゴンとして用いるならGがウェルバランスだが、プレミアム感を求めるなら内外装だけでなく利便快適装備も充実しているP以上が狙い目。ただしOP満載ならPエクスクルーシブパッケージに。なお、3列シート仕様は2列シート仕様の約9万円高だ。
これも気になる! その他のモデルひとこと解説
掲載4車種以外の主なモデルを見てみよう。
HONDA ZR-V

SUVとしては低全高でカジュアル&スポーティなイメージが印象的。ミドルSUVとしては価格のハードルが低く、実用性も含めてコンパクトSUVとの中間的なモデルだ。
MAZDA CX-60

縦置きプラットフォームを利して直6ディーゼルまでラインナップ。キャビン実用性というよりも、多彩なパワートレーンラインナップとスポーティな走り、そして雰囲気が魅力。
MAZDA 次期型CX-5

現行型から延長されたホイールベースなどキャビン実用性を改善。マツダらしい流麗なスタイルもあり、オンロード志向の強いレジャー派には期待されるモデルである。
ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。