新型車比較・ライバル車対決
更新日:2024.10.23 / 掲載日:2024.10.23
特選コンパクトSUV・買い得なのはコレだ!《カローラクロス/ヴェゼル/クロストレックほか》
注目! 人気! 特選SUVライバル対決
クラスごとに横並びで比較!
SUVは人気カテゴリーだけに車種も豊富。様々なモデルが存在する中、売れ筋も3カテゴリーにフォーカスし、注目車&人気車を横並びで比べてみた。各モデルの特徴や購入ガイド/おすすめグレードがクルマ選びの一助になれば幸いだ。
コンパクトクラス
コンパクトクラス【買い得指南】
新車購入の達人・渡辺陽一郎直伝!! ズバリおすすめグレードはコレだ!!
どのモデルもハズレなし選び甲斐のあるカテゴリー
コンパクトSUVは、全長が4・5m前後のボディで街中でも運転しやすい。それでいて高めの室内高のおかげもあって、後席や荷室にも十分な余裕がある。価格を左右するパワーユニットの選択肢も豊富。ほぼ大半のモデルでハイブリッドかディーゼルターボなどの上級ユニットも選択できる。実用性のとのバランスにも優れているため、ファミリーカーとしても使い倒せることが魅力だ。
コンパクトSUVをファミリーで使いたいなら、真っ先にオススメしたいのがヴェゼルだ。内装が上質で、後席の頭上と足元の空間も広い。身長170cmの大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の膝先には、握りコブシ2つ半の余裕もある。後席をコンパクトに格納してボックス状の荷室に変更できるし、後席の座面を持ち上げて、背の高い荷物も積める。主力のハイブリッドのe:HEVは、通常の走行ではモーターが駆動するなど走りの良さも見どころだ。
荷室まわりの積載性や使い勝手を重視するなら、カローラクロスは見逃せない。通常時の荷室長は、全長が4・5m以下のSUVでは最も長く、リヤゲートの角度も立っているから、角張った荷物も積みやすい。後席も十分な余裕で実用的。メインのハイブリッド車はガソリン車以上に価格が割安で、燃費性能が優れていることも特徴だ。
ロングドライブを重視するユーザーには、実用回転域の駆動力に優れるディーゼルターボが選べるCX‐30に注目して欲しい。1・8ℓディーゼルターボは、実用回転域で2・7ℓ級のガソリン車に匹敵する駆動力を持つため、高速走行時の巡航も快適そのもの。全高を1540mmに抑えたことで重心も低く、高速道路の直進安定性も優れている。
後席はライバル車よりも狭いが、2名乗車で長距離を快適に移動したいユーザーに適する。低重心で走行安定性も優れ、峠道の走りを楽しみたいユーザーも満足できるだろう。
走り応えや質感を重視するならクロストレックが一番手。ボディはインプレッサベースゆえに実用面ではライバルに劣る部分もあるが、悪路走破力を向上させながら、高速道路や峠道での安定性も優れている。低重心の水平対向エンジンと、スバル独自の4WDによる効果も大きい。
以上のようにコンパクトSUVには、居住性、快適性、走りの楽しさを高めたクルマが多い。どのモデルを選んでもハズレはないが、それだけに選び甲斐のあるカテゴリーなのだ
TOYOTA カローラクロス
ハイブリッド S(FF)●価格:298万円
1.8ℓハイブリッドの価格は、2ℓエンジン車に比べると35万円ほど高い。ただ購入時に納める税額はハイブリッドの方が約10万円安く、6〜7万kmを走ると、25万円の実質価格差を燃料代の節約で取り戻せる。アルミホイールなどを標準装着したハイブリッドSが買い得だ。
HONDA ヴェゼル
e:HEV・Z(FF)●価格:319万8800円
1.5ℓのNA車も選べるが、4WDのみ&装備がシンプルという理由でオススメしにくい。ハイブリッドのe:HEV Zは、後方の並走車両を検知するブラインドスポットインフォメーションやリヤゲートの電動開閉機能などを標準装着しながら価格を320万円以下に抑えている。買い得感はピカイチ。
MAZDA CX-30
XD ツーリング(FF)●価格:329万4500円
1.8ℓディーゼルターボを搭載するXDツーリングが買い得だ。2ℓガソリンの20Sツーリングよりも27万5000円高いが、最大トルクは2.7ℓ級で、燃料代はガソリンの70%で済む。XDツーリングなら運転支援機能なども充実して快適に使える。
SUBARU クロストレック
ツーリング(4WD)●価格:316万2500円
4WDの価格は2WDよりも22万円ほど高いが、ヘッドランプウォッシャーなどの装備も充実する。4WDの正味価格は16万円に収まるから買い得だ。グレードはベーシックなツーリングを選び、11.6インチのディスプレイなど必要な装備をオプションで加えるのがオススメ。