新型車比較・ライバル車対決
更新日:2023.06.23 / 掲載日:2023.06.23

【スモールSUV】小さな実力派! ジムニーからヤリスクロスまで人気モデル総まとめ

クラス別に見る! 国産主力SUV総評価

クルマは初めてというビギナーから、酸いも甘いも噛み分けたベテランにいたるまで、SUVはもはや外すことができないカテゴリー。ここでは国産車の中から注目すべきモデルをピックアップ。人気を集める理由をじっくりみていこう。

●文/川島 茂夫

【スモールSUV】サイズは小さくても、実力は本物!

 コンパクトSUVとの違いは車体サイズと標準排気量設定くらいで、適応用途や基本コンセプトに大きな隔たりはない。ただ、SUVパッケージングによる恩恵はコンパクトクラス以上だ。

 例えばヤリスは前席優先のキャビンデザインで、後席居住性や荷室容量に難があるが、ヤリスクロスはその問題を克服。そう言った意味でヤリスクロスはヤリスワゴンともいえる立ち位置も兼ねたモデル。スモールSUVは、実用性を重視するユーザーにとって見逃せない存在でもあるのだ。

TOYOTA ヤリス クロス

●価格帯:189万6000~293万6000円

多彩な用途に対応できる、このクラスのベストセラーモデル

このクラスで圧倒的な人気を持つSUV。HEVのE-Four車はハードなラフロード走行までは想定していないが、ヤリスに対して大きく向上した後席居住性や荷室積載性により、ファミリー&レジャー適性が高まっている。SUVの恩恵を強く実感できる一台だ。

SUZUKI クロスビー

●価格帯:184万300~224万5100円

巧みなパッケージで実用性を強化、バランスの良さも魅力

軽SUVのハスラーをスケールアップしたようなモデルだが、ベース車はソリオ。ハイトパッケージングと便利機能で車体サイズ以上のキャビン実用性を実現している。タウンユースからレジャーまで、使い回しの良い性能と実用性を備えている。

SUZUKI ジムニーシエラ/ジムニー

●価格帯:186万3400~208万4500円/155万5400~190万3000円

乗る人をとことん選ぶが、本格オフローダー入門に最適

ラダーフレームに前後サスに3リンク式のリジッドアクスルを採用。4WDシステムはヘビーデューティ用途対応のパートタイム式と、正に本格オフローダーといったハードウェアを持つ。広さやオンロードのフットワークは難があるが、オフロード狙いなら理想的な一台だ。

MAZDA CX-3

●価格帯:192万5000~328万9000円

実用性は今ひとつだが、走りは1クラス上の実力

デミオ(マツダ2)をベースに開発された、マツダSUVのエントリーモデル。魂動デザインを用いたスタイルや引き締まったサス、トルクフルなディーゼルターボと武器も多いが、キャビンの余裕はスモールクラスの中でも最小レベルだ。

DAIHATSU/TOYOTA ロッキー/ライズ

●価格帯:167万7000~235万7000円/171万7000~233万8000円

巧みな設計で広々キャビンを実現、実用車として申し分ない実力派

コンパクトな車体寸法ながらスペース効率の高い車体設計を用いたことで、1サイズ大きなモデルと遜色ないキャビンスペースを実現。HEVやターボなどパワートレーンも多彩。用途や予算に合わせた選択がしやすいこともメリットだ。

強いのはこのモデル! スモールSUV最新市況情報

●解説/渡辺陽一郎

性能とコスパに優れるヤリスクロスとロッキー/ライズが激突
 スモールSUVには、1.2~1.5ℓエンジンを主力に搭載するボディの小さなモデルが集まっている。人気車は都会的なデザインのヤリスクロスと、フロントマスクなどに悪路向けのSUVに似た雰囲気を感じさせるロッキーライズだ。いずれも価格は割安で、ノーマルエンジンを搭載する買い得な中級グレードが180~200万円前後に設定される。コンパクトカーに近いが、後席と荷室には余裕があり、ファミリーユースにも対応できる。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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