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更新日:2022.05.09 / 掲載日:2022.05.09
ユビ電製EV充電サービス 大京の新築分譲マンションに標準導入

充電サービスの管理・運営を行うユビ電(東京都渋谷区)は5月6日、不動産業大手の大京が今後開発する分譲マンションにおいて、EV充電コンセントを設置し、同社のEV充電サービス「WeCharge」を標準導入すると発表した。

大京では、分譲マンションの駐車区画の50%にEV充電コンセントを設置し、残りの駐車区画にもEV充電設備の空配管を事前に設置することで、将来的なEV充電需要増にも応えられるように、EV充電に対応した分譲マンションの開発を進める。これまで、マンション駐車場へのEV充電設備導入は、車両ごとの使用電気量の計測や支払スキームの構築が困難なことを理由に普及が遅れていたが、「WeCharge」を導入することでマンションの共用部である駐車場においても、利用者が充電に使った分だけ電気代を支払うことが可能になるとしている。
「WeCharge」はすべての電気自動車(BEV)・プラグインハイブリッド車(PHEV)に対応した充電サービスで、利用手続きから充電量算出、精算までをスマートフォンのアプリで完結できるという特徴を持つ。充電利用者からの集金はアプリ上で行い、電気料金相当額を管理組合が受け取ることができ、マンションにおいても受益者負担の原則でEVを充電することが可能に。集金の手間が掛からず、利用時間に応じた使用料金の設定も可能とすることで、EV充電設置に対する管理組合の負担軽減に大きく寄与するという。
両社は今後、日本国内におけるマンションなどの集合住宅居住者が全人口の4割を占めていることから、マンション駐車場への充電設備導入の遅れがEV普及の妨げになっているという見方を踏まえ、分譲マンションへのEV充電コンセント普及を推し進め、EV普及並びに脱炭素・環境に配慮した取り組みに注力していくとしている。
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