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更新日:2022.03.25 / 掲載日:2022.03.25
アルピーヌの水素コンセプトカー「A4810 by IED」公開

アルピーヌは現地時間の3月22日、イタリアのデザイン学校「Istituto Europeo di Design(IED)」の学生らと共同で開発したコンセプトカー「アルピーヌ A4810 by IED」を公開した。
フランスとイタリアを結ぶ “モンブラン” をイメージした「A4810」



共同開発にあたったのは、イタリアの有名なデザイン学校の修士課程の学生28名。「A4810 by IED」は水素で動くスーパーカーで、“A4810”のネーミングはフランスとイタリアを結ぶ標高4,810mのモンブランにちなんだもの。2035年に向け、環境と調和するテクノロジーをもったアルピーヌらしいプロダクトを生み出す目的で、2021年秋から制作が開始された。
全長5.09メートル、全幅2.01メートル、全高1.06メートルという2シーターマシンは、典型的なスーパーカーのプロポーションを備える。軽さとF1マシンを思わせるエアロダイナミクスを両立させたデザインで、カラーはブランドイメージのブルーにマットブラックが組み合わせられ、カーボンファイバーのディテールが特徴となっている。その心臓部である水素ドライブは、局所的なエミッションフリーという環境適合性を実現している。




アルピーヌのデザインディレクター、アントニー・ヴィラン氏は、「IEDとその学生たちとの共同作業は、素晴らしい経験でした。若い世代の目を通してブランドを見ることは刺激的で、私たちの情熱だけでなく、ノウハウを共有し、自動車デザインで成功するためのアドバイスを若いデザイナーに提供する機会を与えてくれました」と振り返った。
また、同社チーフデザイナーのラファエル・リナーリ氏は次のように締めくくった。「このプロジェクトは、非常にエキサイティングな体験でした。パッケージ、プロポーション、デザイン言語において、ブランドの新境地を切り開く未来型スーパーカーが誕生したのです。若くて優秀な学生たちのさまざまな創造的アプローチが、非常に興味深い結果をもたらしています。さらに、卓越した最終結果によって、このコラボレーションは大成功を収めました」


