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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.03.15
キックス 自動車安全性能2021でファイブスター賞獲得 日産

日産は3月15日、自動車アセスメント(JNCAP)で「衝突安全性能」と「予防安全性能」等を統合して評価する総合評価、「自動車安全性能2021」において、同社のコンパクトSUV「キックス」が最高評価の「ファイブスター賞」を獲得したと発表した。今回の受賞は、今年度これまでに評価を実施した「ルークス」「ノート/ノート オーラ」に続く3車種目となり、SUVにおいても車両の総合的な安全性の高さを示した。
「衝突安全性能評価」「予防安全性能評価」の両評価でAランクを獲得
自動車アセスメント(JNCAP)は、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)により、自動車の安全性能を評価、公表するもので、2020年度より新たな総合評価を開始、2021年度の評価は「自動車安全性能2021」となる。その最高評価となる「ファイブスター賞」は、「衝突安全性能評価」と「予防安全性能評価」の両評価で最高ランクを獲得、かつ「事故自動緊急通報装置」を備えた車両にのみ与えられる。
今回受賞したキックスは、2020年6月の発売以来、「e-POWER」ならではの力強い加速や高い静粛性、アクティブで先進的なエクステリア、コンパクトボディでありながら広い室内空間を実現したコンパクトSUV。
安全性能においては、夜間の歩行者にも対応した「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や、前進時は人や車両も検知する「踏み間違い衝突防止アシスト」などの先進安全技術を全車に標準装備。さらに、ヘッドレストの頚部保護性能を向上させ、「後面衝突頚部保護性能」の評価を最高のレベル5まで引き上げることで、衝突安全性能評価と予防安全性能評価の両方において最高のAランクを獲得。最高評価のファイブスター賞を獲得し、その安全性を証明した。
自動車アセスメント(JNCAP)について
自動車アセスメント(JNCAP)は、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)によって、自動車の安全性能の評価・公表を行う事業。
衝突安全性能評価は「フルラップ前面衝突」「オフセット前面衝突」「側面衝突」「後面衝突頚部保護性能」「歩行者保護性能(頭部/脚部)」「シートベルト非着用時警報装置」を、予防安全性能評価は「衝突被害軽減ブレーキ[対車両]」「衝突被害軽減ブレーキ[対歩行者](昼間・夜間<街灯あり/街灯なし>)」「車線逸脱抑制」「後方視界情報提供装置」「高機能前照灯」「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の各評価を行う。
衝突安全性能と予防安全性能それぞれの評価において「Aランク(最高ランク)」を獲得し、かつ「事故自動緊急通報装置」を装備した車両が、「自動車安全性能2021」の「ファイブスター」となる。なお、各評価で最高評価から2段階以上下回る評価を受けた場合には「Aランク」の獲得不可としている。
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