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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.03.04
ホンダ 2022国際ロボット展にアバター(分身)ロボットなど出展
ホンダは3月3日、東京ビッグサイトで開催される「2022国際ロボット展」(会期:2022年3月9日~3月12日)への出展内容を発表した。今回の出展では、同社独自のAIサポート遠隔操縦機能を搭載した「Hondaアバターロボット」や、着座型パーソナルモビリティ「UNI-ONE(ユニワン)」などを展示する。
バーチャルな移動を可能にする「Hondaアバターロボット」(分身ロボット)

同社は一人ひとりの生活者に寄り添い、人の可能性を拡げ、充実した暮らし、そして人生を送ることができるようロボティクス技術でサポートすることをテーマに掲げる。それを踏まえ、同展では研究開発中のロボティクス技術を展示し、ホンダ・ロボティクスの目指す未来像を紹介するという。
「Hondaアバターロボット」は、これまでに二足歩行ロボットの「ASIMO」をはじめとしたロボティクス研究で培った「多指ハンド」と、同社独自の「AIサポート遠隔操縦」機能を組み合わせ、時間や空間の制約に縛られず、自己能力の拡張を実現する分身ロボット。「多指ハンド」は小さなものをつまむなどの繊細さと、固い蓋を開けるなどの力強さを人間並みに両立できる手を実現した技術で、「AIサポート遠隔操縦」機能はその一連の動作の中で物をスムーズに把持したり、細やかな力の制御で道具を操ったりできるようにするなど、ロボットの動作を支える。
同ロボットは2030年代の実用化を視野に、2023年度中の技術実証開始を目指し、開発が進められている。
着座型のハンズフリーパーソナルモビリティ「UNI-ONE」


「UNI-ONE」は、仕事やアミューズメント・レジャーなどへの活用を目指す、着座型で両手が自由に使えるパーソナルモビリティ。立っている人に接する際には座面を上昇させ、着座している人や子供と接する際には座面を下降させるなど、まわりの人と目線を合わせて仕事をしたり、移動したい時に応じて座面を上下できるのが特長となっている。同社独自の車輪機構「Honda Omni Traction Drive System(オムニ トラクション ドライブ システム)」を採用し、バランス制御技術と、前後・左右・斜め360度自由な移動を実現、座面上昇時には身体を傾けて体重移動するだけで歩行するように移動できる。
同モビリティは、2022年度中に実証実験開始が予定されている。
2022国際ロボット展概要
正式名称:2022国際ロボット展(INTERNATIONAL ROBOT EXHIBITION 2022)
会場:東京ビッグサイト 東1~8ホール、西3・4ホール(東京都江東区有明3丁目11-1)
会期:2022年3月9日(水)~3月12日(土)
開催時間:10:00~17:00
主催:一般社団法人日本ロボット工業会、日刊工業新聞社
公式サイト:https://irex.nikkan.co.jp/
Hondaブース位置:東7ホール サービスロボットゾーン内