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更新日:2021.11.29 / 掲載日:2021.11.29
新型アウディ RS 3スポーツバック/セダン発売

アウディ ジャパン株式会社は、アウディ A3シリーズのハイパフォーマンスモデル「アウディ RS 3 スポーツバック」と「アウディ RS 3 セダン」を4年ぶりにフルモデルチェンジし、2022年4月下旬より全国のアウディ正規ディーラーを通じて発売する。車両本体価格は、スポーツバックが7,990,000円、セダンが8,180,000円(どちらも税込)となる。
また、新型の発売を記念して50台の限定モデル「アウディ RS 3 スポーツバック 1st エディション」が設定され、アウディジャパン初のオンライン販売が行われる。
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アウディ初のRSトルクスプリッターを搭載

新型アウディ RS 3 スポーツバックは第3世代、アウディ RS 3 セダンは第2世代。2017年以来、4年ぶりのフルモデルチェンジとなる。
RSモデルの開発は、アウディ R8やRS 6などのハイエンドスポーツモデルを担当するアウディ スポーツ GmbHが手がける。同社は、国内のSUPER GTシリーズ等に参戦するR8 LMS GT3や、TCRジャパンシリーズに参戦するRS 3 セダンをベースとするRS 3 LMSといったレーシングバージョンの開発、生産も手掛けており、RSモデルもレース直系といえる性能を備える。
9年連続「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」部門賞を受賞した、オールアルミ製の2.5L直列5気筒TFSIガソリン直噴ターボエンジンは、最高出力400PS、最大トルクは先代比で20Nmアップの500Nmを発揮。RS 3は、これに7速Sトロニックトランスミッションとクワトロシステムを組み合わせる。このクワトロシステムは、コンパクトかつ軽量な電子油圧制御式の多板クラッチを採用し、前後アクスルにトルクを可変配分することにより、大パワーを確実に路面へ伝達し、高速安定性と操縦安定性を実現する。
今回のフルモデルチェンジで、アウディとして初めて、クワトロシステムにRSトルクスプリッターを採用。リアアクスルに組み合わされるこの新しいテクノロジーは、左右のリヤホイール間で駆動トルクを完全に可変配分。各ドライブシャフトは電子制御式の湿式多板クラッチを備え、走行状態に応じてシステムがコーナー外側の後輪のトルクを増加させる。これにより、コーナリング中はリヤの外輪により多くのトルクを配分することでアンダーステアを解消。いっぽう、直進時にはリヤの左右ホイールに均等にトルクを配分する。さらに巡航する場面では、リヤの2つのクラッチを開放することでフロントアクスルのみにトルクを伝え、燃料消費を低減させる。
公道でもサーキットでも!高レベルのドライビングを可能にする走行モード

状況に応じてクルマの乗り味を変えられるアウディ ドライブセレクトには、従来のコンフォート、オート、ダイナミック、インディビジュアル、エフィシェンシーの各モードに加えて、RSらしい2つのモードが追加された。RSトルクスプリッターの採用により、リヤアクスルに配分されるトルクをリヤ外輪に100%配分して、ドリフトを容易にする「RS トルクリヤ」と、セミスリックタイヤに対応しサーキット走行に適した「RS パフォーマンス」だ。このモードでは、トルクスプリッターがアンダーステアおよびオーバーステアを最小限に抑制し、狙った走行ラインを外すことなく、ダイナミックでスポーティな走りを実現。0-100km/hの加速タイムは3.8秒。車両開発のメイン舞台であるニュルブルクリンク北コースのラップレコードは、コンパクトクラス最速の7分40秒748を記録している。(2021年9月11日現在)
標準装備のRSスポーツサスペンションは、RS 3専用に新開発されたショックアブソーバーとバルブシステムを装着。このバルブシステムにより、ショックアブソーバーは伸び側・縮み側ともに、従来モデル以上に良好なレスポンスを見せる。さらに、オプションでRSダンピングコントロールサスペンションを用意。このシステムは、運転状況やアウディドライブセレクトで選択されたモードに合わせて、4つのショックアブソーバーを連続的かつ個別に調整。これまで以上に幅広い可変幅を持ち、快適性やスポーツ性を高いレベルでバランスさせる。
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ダイナミックさを増したエクステリア・インテリアデザイン

新型アウディ RS 3のデザインは、フロントにワイドなRSバンパーを装着し、先代よりもさらにダイナミックになった。シングルフレームには、ハイグロスブラックのハニカムグリルが組み合わせられる。フラットなウェッジシェイプLEDヘッドライトと、LEDリヤコンビネーションダイナミックターンインディケーターを標準装備。フロントホイールアーチ後方には、新たなデザインエレメントとして、エアアウトレットを新設。フロントトレッドは、先代モデルと比較して約30mm拡大し、スポーツバックではリアトレッドも約10mmワイドになっている。サイドにはハイグロスブラックのロワーサイドシルを配し、大きく張り出したホイールアーチとともに新型RS 3のボディにアクセントを与える。リヤでは、RS専用リヤバンパーにディフューザーと2つの大きなクロームの楕円形テールパイプが統合されている。
インテリアにも、スポーツ性を強調する数多くのRS専用コンポーネントを装着する。12.3インチ ディスプレイを備えたアウディ バーチャルコクピット プラスを標準装備。RS専用のシフトインジケーター(マニュアルモードで作動)は、グリーン、イエロー、レッドと色を変えながら、レーシングカーのように点滅し、理想的なシフトアップタイミングをドライバーに知らせてくれる。10.1インチタッチディスプレイには、クーラント温度、エンジン温度、トランスミッションオイル温度、Gメーターを表示。RSモードボタンを配置した3スポークのRSスポーツマルチファンクション レザーステアリングをはじめ、カーボンアトラスのデコラティブパネルやRSロゴのエンボス加工が施されたRSスポーツシートなどを標準装備する。
限定モデル「RS 3 スポーツバック 1st エディション」登場

新型RS 3 導入を記念して、50台の限定モデル「RS 3 スポーツバック 1st エディション」がアウディジャパン初のオンラインのみで予約販売される。車両本体価格は、9,070,000円(税込)。
この限定モデルはRS 3 スポーツバックをベースとし、エクステリアには、マトリクスLEDヘッドライトダイナミックターンインディケーター(フロント/リヤ)、ブラックスタイリングパッケージ、カラードブレーキキャリパーレッド、パノラマサンルーフ、プライバシーガラス、カーボンエンジンカバーを装備。インテリアでは、アクセントサーフェスマットカーボンアトラス、ファインナッパレザー ハニカムステッチング、ドライバーズシート/エクステリアミラーメモリー機能、リヤシートUSB、Bang&Olufsen 3Dサウンドシステムを搭載。さらにRSスポーツエキゾーストシステム、RSダンピングコントロールサスペンションといった機能装備に加え、特別装備として5スポークYデザインブラックグラフィックプリント19インチホイール、RSデザインパッケージ エクステンデッドレッド、3ゾーンオートマチックコンディショナーを備える。ボディカラーは、カタログモデルには設定のないメタリックカラーのケモラグレーを採用している。
この限定モデルのオンライン予約は、11月27日(土)15時から12月13日(月)10時までの期間中、アウディジャパン公式ウェブサイトにて応募申し込みを受付、抽選により予約の権利を持つ人を決定する。最初の抽選は12月15日(水)に行い、当選者にはEメールで案内が届く。

アウディRS 3 車両本体価格
モデル | エンジン | トランスミッション | 駆動方式 | ステアリング | 車両本体価格(税込) |
アウディ RS 3 スポーツバック | 2.5L直列5気筒DOHC ターボチャージャー 400PS/500Nm | 7速Sトロニック | quattro | 右 | 7,990,000円 |
アウディ RS 3 セダン | 2.5L直列5気筒DOHC ターボチャージャー 400PS/500Nm | 7速Sトロニック | quattro | 右 | 8,180,000円 |
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