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更新日:2021.09.13 / 掲載日:2021.09.13
新型「WRX」米国で世界初公開 2022年米国で発売予定 スバル

スバル新型「WRX」
スバルは現地時間9月10日、新型「WRX」を米国で世界初公開した。新型「WRX」(米国仕様車)は、2022年に米国で販売が開始される予定。
走りの愉しさとセダンとしての実用性が進化した、新世代スバルAWDパフォーマンスカー
新型「WRX」は、初代以来、4世代に渡って受け継いできたWRXらしさを継承しつつ、パフォーマンスカーとしての価値と実用的なセダンとしての価値を進化させた、新世代のSUBARU AWDパフォーマンスカー。
パワーユニットは、2.4L水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載。スバルグローバルプラットフォームとフルインナーフレーム構造で高剛性化したボディとシャシーを採用することで、走りと動的質感が進化。また、新制御ソフトウェアで変速レスポンスを高めたSubaru Performance Transmissionや、好みに応じてクルマのキャラクターを大きく変えられるドライブモードセレクト、さらなる安心を提供する新世代アイサイトなども新たに採用。運転の愉しさだけではなく、安全性と使い勝手の良さを兼ね備えたパフォーマンスカーとなっている。
新型「WRX」:圧倒的なパフォーマンスを自在に操る走りの愉しさ
ターボエンジンの力強い加速と、シンメトリカルAWDが生み出す意のままの走りがさらに進化。
パフォーマンスカーにふさわしい、刺激的な動力性能

・電子制御技術により、ドライバーのアクセル操作に瞬時に応答し、低回転から力強いトルクを発揮する2.4L水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載。スポーツ走行時の優れた加速性能はもちろんのこと、日常的な使用においても気持ちのよい加速フィーリングを実現し、さまざまなシチュエーションで走りの愉しさをもたらす。
・Subaru Performance Transmission搭載車には、スポーツ変速制御を採用。Dレンジでの走行中も、ドライバーの加減速操作に応じて変速をレスポンス良く行う。
・Subaru Performance Transmission搭載車のAWDシステムは、AWDならではの安定性と、スポーティな回頭性を両立するVTD(Variable Torque Distribution)を採用。さらに、ドライブモードセレクト機能を備えたグレードでは、LSDトルクを制御することでさらに回頭性を高めるAWDスポーツモードも設定された。
WRX の価値を根幹から支える、圧倒的な動的質感の進化
・WRXとして初めてスバルグローバルプラットフォームを採用し、フルインナーフレーム構造や構造用接着剤を組み合わせることで、ボディやシャシーをさらに高剛性化。ステアリング操作への応答性を高めるとともに、不快な振動や揺れを低減し、上質な走りを実現した。
・ボディ剛性の高さを活かして、路面からの入力に対する足回りのしなやかな動きを実現するため、サスペンションジオメトリを最適化。従来型に対し実用ストロークを伸ばし、接地性や安定感を向上。走りの愉しさと快適な乗り心地にも寄与する。
・モーターアシスト軸と、ドライバーのステアリング操作軸を別軸とした2ピニオン方式の電動パワーステアリングを採用。滑らかで応答遅れのないスポーティなステアリングフィールを実現した。
走る愉しさを最大限に高める特別な装備
・パワーユニットだけでなく、ステアリングやダンパー、エアコンに至るまで、さまざまなユニットの制御を細かく調整可能にするドライブモードセレクトを一部グレードに採用。ドライバーの好みやシーンに応じて、スイッチ操作一つでスポーツカーの走りから上質な乗り心地まで、クルマのキャラクターを大きく変化させる。
・ドライブモードセレクト機能を備えたグレードでは、スポーティさと上質さを両立する電子制御ダンパーを採用。路面や車両の状況に合わせてリアルタイムにダンパー減衰力を可変制御し、揺れの少ないフラットな乗り心地を実現。
走りの愉しさを予感させるアグレッシブでスポーティなデザイン
パフォーマンスカーにふさわしい大胆でアグレッシブなスタイリングで、走りの愉しさを表現。
走りへの期待を駆り立てる、アグレッシブなエクステリア
・ヘキサゴングリルを起点とした立体的で彫りの深い造形、ワイド&ローを強調するフロントバンパーのデザインや力強く張り出したフェンダーで、止まっていながら今にも走り出しそうな躍動感。
・フロント・リヤフェンダーのスポーツサイドガーニッシュやサイドシルスポイラーなどに、空気の流れを整えるヘキサゴンパターンの空力テクスチャーを採用。フロントフェンダー後部、リヤバンパー後部にはエアアウトレットを設け、パフォーマンスカーならではのデザインとコーナリング時や高速走行時の操縦安定性を両立する。
スポーティさと先進感を併せ持つインテリアデザイン
・黒を基調とし、レッドステッチを配したインテリアで、新型WRXのアグレッシブでスポーティなパフォーマンスを表現。
・インストルメントパネル中央に、さまざまな機能を集約した大型で高精細のセンターインフォメーションディスプレイを配置。移動の時間を愉しく豊かなものに。
・一部グレードには新設計・新デザインのRECAROシート*を採用。RECARO社との共同開発により、従来型よりさらに体格保持性能を高め、スポーツドライビング時のドライバーの姿勢をしっかり保持してくれる。
安心で愉しいドライブを可能にする進化した先進安全性能
パフォーマンスセダンならではの走りを最大限に愉しめるよう、安心・安全性能も向上。
進化した運転支援システム

・画角を拡大した新世代アイサイトをSubaru Performance Transmission搭載車に標準装備。電動ブレーキブースターを組み合わせることで、プリクラッシュブレーキの作動領域をさらに拡大し、交差点での衝突回避をサポートする。
・ステレオカメラの広角化によって、認識範囲を拡大。従来型では先行車を捕捉できなかった急なカーブでも追従走行を継続する他、割り込み車両もより早いタイミングで認識。
アクティブなライフスタイルに応える実用性とパッケージ
スポーティなデザインと、乗る人すべてが快適に過ごせる室内空間、実用的な荷室空間を両立。
ゆとりを感じられる室内空間
・前後席それぞれのショルダールームを拡大し、ゆとりある室内空間を実現。また、従来型に対して拡大したホイールベースに合わせて後席空間を大幅に拡張。座面長、レッグルームの拡大によって、後席乗員にもくつろげる空間となった。
・スバルこだわりの視界の良さは、新型WRXでも継承。ドライバーの直接視界をしっかり確保する。
アクティブライフを支える荷室空間
・トランクは、従来型と同様にベビーカーやゴルフバッグが入る容量を確保。4ドアセダンとして、日常的なシーンでの使い勝手もしっかり確保している。
*: RECARO、レカロは、RECARO Holding GmbHの登録商標です。
新型WRX(米国仕様車)(18インチアルミホイール装着車)の主要諸元(開発目標値)
全長/全幅/全高(インチ) | 183.8/71.9/57.8 | ||
ホイールベース(インチ) | 105.2 | ||
エンジン | 種類 | 2.4L 水平対向4気筒直噴ターボ | |
最大出力[ネット] [hp] | 271 | ||
最大トルク[ネット] [lb.-ft] | 258 | ||
トランスミッション & AWDシステム | 種類 | 6MT | Subaru Performance Transmission |
AWD機構 | ビスカスLSD 付き センターデファレンシャル方式AWD | VTD-AWD (不等&可変トルク配分 電子制御AWD) | |
サスペンション形式 [前/後] | ストラット式独立懸架/ダブルウィッシュボーン式独立懸架 | ||
ホイール | 18インチアルミホイール | ||
タイヤサイズ | 245/40R18 |