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更新日:2021.07.01 / 掲載日:2021.07.01
ボルボ 次世代の電気自動車コンセプトカー「ボルボ・コンセプト・リチャージ」を発表
ボルボ・カーズは現地時間6月30日、オンライン・テクノロジー・イベント「ボルボ・カーズ・テック・モーメント」において、次世代のボルボ電気自動車のコンセプトカー「ボルボ・コンセプト・リチャージ」を発表した。
電動化専用技術によってもたらされた変化

次世代の全く新しい電動化専用技術をベースとした最初のSUV電気自動車モデルは、フラットフロアを採用。エンジンを取り除き、フラットフロアの下にフルバッテリーパックを搭載することで、ホイールベースを延長しホイールサイズを拡大。その結果、オーバーハングが短くなり、フロントシートの間に大きな収納スペースを設けるなど、室内空間が大幅に拡大した。
このような進化により、XCシリーズのような高いアイポイントを維持しながら、シートの位置を変え、屋根のデザインを最適化し、ボンネットを下げることに成功。一般的なSUVと比較して空力特性が改善され、航続距離が伸びているという。
伝統的なグリルは盾のような構造に変更され、ボルボ・カーズの「トール・ハンマー」ヘッドライトのデザインに新たな解釈が加えられた。このヘッドライトには、最新のHDテクノロジーを駆使したピュア・グラフィックが採用され、夜間になると必要に応じてメインランプユニットが現れるのだ。縦型のリアランプは、ボルボの伝統的なデザインを踏襲しているが、スポイラーとともに新しいイメージが与えられた。高速走行時にはスポイラーが空力特性をさらに向上させてくれる。
リビングルームのようなインテリアデザイン

フラットなフロアは、車内にいるすべての人に、より広いスペースとより良い着座位置を提供。新しい15インチの大型タッチスクリーンを中心に、ボルボの次世代コネクテッド・インフォテイメント・システムを搭載。
最新のインフォテイメント技術は、スカンジナビアデザインのもう一つの特徴である、クリーンなラインと、持続可能な天然素材をキャビン内に広く使用することと密接に関係しているという。
「コンセプト・リチャージでは、スカンジナビアのリビングルームのような雰囲気を演出しています。インテリアは、最新のユーザー体験技術と、サステイナブルで美しい自然素材が融合。インテリアの各パーツはアート作品のようであり、個々の家具として独立させられるほどです。」とデザイン部門の責任者であるロビン・ペイジは述べた。