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更新日:2021.04.20 / 掲載日:2021.04.20
三菱 河川ポンプ設備技術開発に『デリカD:5』用のディーゼルエンジンを提供

(左から)電業社機械製作所の村林秀晃社長、荏原製作所の浅見正男社長、国土交通省の赤羽一嘉大臣、豊田自動織機の雲内祟東京支社長、三菱自動車副社長の長岡宏、三菱ふそうトラック・バスのハートムット・シック社長・CEO
三菱自動車は4月19日、国土交通省、株式会社豊田自動織機、三菱ふそうトラック・バス株式会社、株式会社荏原製作所、株式会社電業社機械製作所と「マスプロダクツ型排水ポンプ実証試験共同実施に関する基本協定書」の調印式に参加した。
国土交通省が実施する「マスプロダクツ型排水ポンプ実証試験」は、今後急増が見込まれる河川ポンプ・水門設備等の河川管理施設の老朽化や機械設備の一斉更新、近年の水害被害を受けて要望が高まる排水施設の新設・増設に対応すべく、コストを縮減しながら効率的に河川ポンプ設備の更新を行う手法や技術開発を検討するもの。同社は、4WDのミニバンとして国内で販売している『デリカD:5』用のディーゼルエンジンを提供する。
調印式に出席した副社長の長岡宏氏は「自動車用ディーゼルエンジンの技術を排水施設の効率的な更新と運用に役立てることは大変有意義だと考えており、この取り組みが、暮らしの安心・安全につながることを期待している」と述べた。
同社は、今回の「マスプロダクツ型排水ポンプ実証試験」の共同実施や2022年度までに全国の自治体と災害時協力協定の締結を目指す「DENDOコミュニティサポートプログラム*1」の推進を通じ、「モビリティの可能性を追求し、活力ある社会をつくる」というビジョンの実現を目指している。
*1:電動車両を活用した自治体への支援活動。