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更新日:2018.12.17 / 掲載日:2018.11.27
ランドローバー、コンパクトSUV「レンジローバー イヴォーク」をフルモデルチェンジ

フルモデルチェンジされたコンパクトSUV「レンジローバー イヴォーク」
英ジャガー・ランドローバーは、ランドローバーのコンパクトSUV「レンジローバー イヴォーク」をフルモデルチェンジし、ロンドンでワールドプレミアをした。レンジローバー イヴォークは、今回のフルモデルチェンジで2代目が登場。2011年に発売されて以来、世界で77万2096台が販売された人気シリーズとなっており、今回のフルモデルチェンジは各方面から注目されていた。
新型イヴォークは、独特のクーペスタイルは継承しつつも、モダンで繊細なデザインに。ヘッドランプとテールランプはスリム化されており、ボディにおさまる収納式ドアハンドルを採用。大きく張り出した前後フェンダーがサイドビューの力強さを表現する。ボディサイズは、全長4371mm、全幅1904mm、全高1649mm。先代モデルと比較すると、全長と全幅が拡大しており、全高は低くなっている。ホイールベースは21mm拡大して2681mm。これにより後席のスペースが拡大されている。

デュアルタッチスクリーンシステム「タッチプロデュオ」やフルデジタルメーターなどを採用
インテリアは、水平基調のコックピットを継続すると同時に、デュアルタッチスクリーンシステム「タッチプロデュオ」やフルデジタルメーター、液晶ディスプレイを用いたリアビューミラー「クリアサイト」、車両前方下部を上部タッチスクリーンに映し出す「グランドビュー」機能などを採用。モダンなインテリアに生まれ変わった。ラゲッジスペースは、約10%拡大した591リッターを採用。40:20:40の3分割可倒式のリアシートを倒すと、1383リッターまで荷室を拡大できる。

ボディサイズは、全長4371mm、全幅1904mm、全高1649mm
パワーユニットは、2リッター直列4気筒ターボ「インジニウムエンジン」を採用。ディーゼルが3種類用意され、それぞれ最高出力が150ps、180ps、240psという設定。ガソリンも3種類用意され、最高出力は200ps、249ps、300psとなる。このうち、150psのディーゼルエンジンは5段MTでFFを採用。それ以外は、9段オートマチックと4WDという組み合わせで、ベルト駆動のスタータージェネレーターと48V電源システムを用いたマイルドハイブリッドシステムが搭載される。これにより、17km/h以下でのエンジンストップやモーターによるエンジンアシストなどが可能となる。

ヘッドランプとテールランプはスリム化された
シャシーは、ランドローバーの新しい横置きエンジン用プラットフォーム「プレミアム トランスバース アーキテクチャー」を採用し、ボディ剛性を13%アップさせている。サスペンションは、前輪にマクファーソンストラット、後輪にマルチリンクを搭載。オフロード性能にも配慮されており、最低地上高は212mmを確保。アプローチアングルは25°、デパーチャーアングルは30.6°を達成。渡河性能は、従来の500mmから600mmへと向上させている。
4WDシステムは、オンロード走行時に後輪への動力伝達をカットして燃費を向上させる「アクティブドライブライン」を採用。走行状況にあわせてエンジン、トランスミッション、サスペンションなどの制御を最適化する「テレインレスポンス2」は、4WDモデルでは標準装備となる。日本における予約受注の開始や発売の時期は、現段階では未発表で、今後発表される予定。
日本でのメーカー希望小売価格は、523万円~821万円(税込)