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更新日:2018.10.11 / 掲載日:2015.11.09
【ランドローバー】「レンジローバー・イヴォーク・コンバーチブル」発表
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
ランドローバーのプレミアム・コンパクトSUV「レンジローバー・イヴォーク」をベースにしたコンバーチブルモデル「レンジローバー・イヴォーク・コンバーチブル」が発表された。2015年3月にスイスで開催されたジュネーブ・モーターショーで正式公開されたオールシーズン対応のコンバーチブルで、レンジローバー・ファミリー初のオープン仕様となる。駆動方式は4WD、乗車定員は4名。2016年春より世界各国で順次発売していく予定。
最大の特徴は、イヴォークの精悍なデザインを忠実にトレースしながら格納式のファブリックルーフを備えていること。ファブリックルーフのサイズは、現在市販されているクルマのなかで最長かつ幅も最大で、ダイナミックなオープンエアを楽しむことができる。電動ルーフは時速30マイル(約48.3km/h)までの走行中であれば開閉可能。動作時間はオープンが18秒、クローズが21秒の短時間となっている。
荷室容量は251Lで、ルーフの開閉に影響を受けることなく高い実用性を発揮。リアボディには、展開式のロールオーバーバーを収納した横転防止デバイスが搭載されており、万が一の横転の危険性を検知した場合は2本のアルミニウムのバーが展開して空間を確保し、乗員を保護する。
用意されるエンジンは、最高出力240psを発生させるオールアルミ製の2.0L 直4ガソリンエンジン「Si4」と、19.6km/Lの低燃費を実現した2.0L 直4 ディーゼルターボ「INGENIUM」の2種類。トランスミッションは9速ATが組み合わされる。
オープンモデルながら、「ディフェンダー」、「フリーランダー」、「ディスカバリー」、「レンジローバー」、「レンジローバー・スポーツ」、「レンジローバー・イヴォーク」で培ってきたランドローバーの最新技術が採用されており、高いオールテレイン能力を発揮する。本格的なオフロード走行の際に走行安定性を高める「テレイン・レスオンス・システム」、あらゆる路面状況に対応しながらペダル操作を必要とせずにトラクションを最適化して1.8~30km/hの範囲で車速を一定に保ちながら前進または後退する「ATPC(All-Terrain Progress Control System:オールテレイン・プログレス・コントロール・システム)」などが用意されている。
インテリアには、10.2インチのタッチスクリーン式ディスプレイを採用した次世代インフォテインメントシステム「InControl Touch Pro(インコントロール・タッチ・プロ)」を搭載。スマートフォンとの連携、3G接続、プレミアムサウンドシステムなどの機能が備わる。
なお、日本市場への導入時期や搭載エンジンを含めたモデルラインナップ、搭載機能などは現時点では未定。
SUVボディのオープンは圧倒的な存在感で、周囲の注目を集めること間違いなしだろう。
質感の高いインテリアはイヴォークならでは。オープンでも変わることがない。
イヴォークの精悍なデザインを損なうことのない格納式のファブリックルーフ。