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更新日:2018.11.12 / 掲載日:2018.02.15
VW、新世代のターボディーゼルを搭載「パサート TDI」ほかを発売

新世代のターボディーゼルを搭載した「パサート TDI」
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2月14日、新世代のターボディーゼルを搭載したミッドサイズセダン「パサート TDI」、ステーションワゴン「パサート ヴァリアント TDI」を日本で発売した。
パサート TDIとパサート ヴァリアント TDIは、日本初導入となる新世代のターボディーゼルエンジンを搭載するのが特徴。内外装と機能装備を充実させた「エレガンスライン」と、上級装備を装着した「ハイライン」の2グレードをそれぞれに設定している。

「パサート TDI エレガンスライン」と「パサート TDI ハイライン」のインテリア
インフォテイメントシステムは、8インチ大型タッチスクリーンを採用する“Composition Media”をエレガンスラインに、9.2インチの大型ディスプレイを採用する“Discover Pro”をハイラインに標準装備して、エレガンスラインではオプション設定としている。
先進安全装備は、渋滞時追従支援システム“Traffic Assist”、プリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”(歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付)、アダプティブクルーズコントロール“ACC”(全車速追従機能付)、レーンキープアシストシステム“Lane Assist”、レーンチェンジアシストシステム“Side Assist Plus”などを標準装備。
Passat Variant

新世代のターボディーゼルを搭載したステーションワゴン「パサート ヴァリアント TDI」
両モデルとも、2.0リッター直列4気筒DOHCディーゼルターボエンジン「TDI」を搭載し、最高出力は140kW(190PS)、最大トルク400Nmを発生する。トランスミッションは、6速DSGが組み合わされる。TDIエンジンに採用されるターボチャージャーは、タービン側に可動式ガイドベーン(排気ガスの流れを制御する可変機構)を採用。低回転時には開口面積を小さくすることで、排気の流速を上げて過給効率を高める。また、高回転時には開口面積を大きくすることで抵抗を減らし、排気圧力を下げ損失を減らすなど、効率よく最適な過給圧を得られるようにしている。

2.0リッター直列4気筒DOHCディーゼルターボエンジン「TDI」を搭載
NOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の削減技術としては、約2000barもの超高圧で燃料の軽油を燃焼室内に直接噴射する「電子制御式コモンレールシステム」や、排気ガス中のPMを吸着する「DPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)」、尿素水溶液「AdBlue」を使用して排気ガスを窒素(N2)と水(H2O)に還元する「SCR(選択触媒還元)システム」、ターボチャージャーの下流から排出ガスを取り出して再びエンジンに循環させることで燃焼温度を下げる「EGR(排気再循環)システム」を採用。日本の環境基準であるポスト新長期排ガス規制に適合させている。
メーカー希望小売価格は、パサート TDIが422万9,000円~489万9,000円(税込)、パサート ヴァリアント TDIが442万9,000円~509万9,000円(税込)