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更新日:2018.11.08 / 掲載日:2015.03.13
【ポルシェ】2014年度に記録的業績を樹立

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
ポルシェは、2014年度に納車台数、売上、利益の新記録を樹立した。2014年度の納車台数は前年比17%増の18万9849台、売上高は20%増の172億ユーロ、営業利益は5%増の27億ユーロ。従業員数は過去最高の2万2401人で、前年度の1万9456人から15%増となっている。
取締役会会長のマティアス・ミューラー氏は、ポルシェが予定よりも早い段階で「ストラテジー2018」の重要な目標を達成したことについて、新しい5ドアスポーツカー「マカン」が成功の大きな要因であると分析。年度末までにおよそ4万5000台が販売されているが、グローバルに見た場合、マカン購入者の4人のうち3人がはじめてポルシェオーナーとなったユーザーであり、ポルシェの新規顧客獲得の原動力になった。
ミューラー氏はさらにプラグインハイブリッドモデルの成功についても言及。「2014年の時点で、プレミアムセグメントに3車種のプラグインモデルをラインナップしている世界で唯一の自動車メーカーがポルシェだけ」と述べ、2014年3月にデリバリーが開始され、数か月で完売した「918スパイダー」だけではなく、「カイエンSE-ハイブリッド」と「パナメーラSE-ハイブリッド」も重要な役割を果たしていることを強調した。
最高財務責任者でありIT担当取締役のルッツ・メシュケ氏は「好調な業績が財務状態を改善させている」と発表。2014年度に成長のための出資を行いながらも、当初の予定を2年前倒して純負債を完済することができた。自動車ビジネス分野における純流動性資産(総流動性資産から金融負債を差し引き、金融サービス業に関する資産を除いた資産残高)は、2014年12月31日時点で1億9500万ユーロとなっており、2013年12月31日時点のマイナス8億9900万ユーロから大幅に改善されている。
好調のブランドをニューモデルの「マカン」がさらに加速させている。