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更新日:2018.11.08 / 掲載日:2015.06.15
【ポルシェ】919ハイブリッドが17年ぶり「ル・マン24時間 2015」優勝
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
ポルシェのレーシングマシン「919ハイブリッド」が、フランスのル・マン近郊にあるサルト・サーキットで6月13日から14日にかけて世界耐久選手権(WEC)第3戦として開催された「第83回 ル・マン24時間」でワン・ツーフィニッシュを飾った。ポルシェのル・マン優勝は、メーカーとして歴代最多の17回目。
優勝はアール・バンバー(ニュージーランド)/ニコ・ヒュルケンベルグ(ドイツ)/ニック・タンディ(イギリス)組がトップで、ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組が2位でチェッカーフラッグを受けた。また、GTE-Amクラスでもアメリカの俳優でもあるパトリック・デンプシーが所属するチームが911 RSRで2位に入賞している。
ポルシェは、WECのLMP1クラスに新しいレギュレーションが導入された昨年、耐久レースのトップカテゴリーに復帰。ヴァイザッハ研究開発所で開発された919ハイブリッドは、ダウンサイジングターボエンジンと2基のエネルギー回生システムの組み合わせで総出力1000psを発生させる。
919 RSRは、アウディのプロトタイプカーと熾烈な戦いを繰り広げながら予選で1位から3位を獲得。13.629kmのコースで、コースレコードとなるラップタイムも記録している。
ポルシェは、未来のスポーツカーに必要不可欠な効率の最大化をレースの現場で追及。今後のクルマづくりにフィードバックしていく。