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更新日:2018.10.28 / 掲載日:2015.01.13
【ホンダ】新型NSXをデトロイト・モーターショーで世界初披露【価格】

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
ホンダの新型「NSX」が、「2015年北米国際自動車(正式名称:North American International Auto Show/通称:デトロイト・モーターショー)」(1月12日~25日)でワールド・プレミアとして披露された。新型NSXは、ホンダが北米で展開する高級車ブランド「Acura」のモデルとして、アメリカ・オハイオ州のホンダR&Dアメリカズを中心に開発された。
25年前、世界初のオールアルミニウムボディのスーパーカーとして誕生し、自動車史にその名を刻んだNSX。新型NSXでは、パワーユニットが新開発のV6の直噴ツインターボエンジンと高効率・高出力の3モーターハイブリッドシステム「スポーツ・ハイブリッドSH-AWD (Super Handling-All Wheel Drive)」、9速DCT(Dual Clutch Transmission:デュアル・クラッチ・トランスミッション)の組み合わせ。エンジンおよび高効率のモーターを内蔵した9速DCTをミドシップに配置して後輪を駆動させ、左右の前輪にそれぞれ独立したモーターから動力を伝える電動式4WDシステム搭載のハイブリッドシステムで、プラスのトルク(=駆動力)だけでなくマイナスのトルク(=減速力)も自在に制御する高度なトルクベクタリングを実現している。
走行性能のコントロール機能として、「Quiet」、「Sport」、「Sport+」、「Track」の4モードをダイアル操作で切り替え、エンジンとモーター、トランスミッションやシャーシのレスポンスを制御する「Integrated Dynamic System」を搭載。Trackモードでは新型NSXの動力性能を最大限に発揮することができ、Quietモード選択時には低速域でモーターのみを動力とした静粛走行も可能となる。さらに、発進時にエンジンと3モーターをフル稼働させた加速を行う「ローンチモード」も備えている。
新型NSXは、2015年後半にアメリカでの発売を予定しており、今夏からオーダーの受け付けを開始する。販売価格は約15万ドル(2015年1月13日現在の為替レートで、約1800万円)~となる見込み。なお、日本導入時期や価格は未定。
ボディサイズは全長4470×全幅1940×全高1215mm。
V6の直噴ツインターボエンジンと高効率・高出力の3モーターハイブリッドシステムを搭載。
革新的な複合素材を採用し、軽量かつねじれ・曲げ剛性の高いボディに仕上げている。
スイッチ類が少なく、近未来のスポーツモデルを想像させるコクピット。
上質な素材のインテリアは、初代よりもラグジュアリー感を強めている。