車のニュース
更新日:2024.09.09 / 掲載日:2024.09.09
マツダとパナソニック エナジー 次世代リチウム電池供給へ準備開始 27年導入のBEV搭載へ

マツダとパナソニック エナジーは9月6日、車載用円筒形リチウムイオン電池の生産増強および技術開発に関して、同日、経済産業省より「蓄電池に係る安定供給確保計画」として認定されたと発表した。これにより、マツダが2027年以降導入を予定しているバッテリーEVへの搭載を見据え、次世代の車載用円筒形リチウムイオン電池の供給に向けた本格的な準備が開始される。

マツダは、2030経営方針にもとづき、2030年までを3つのフェーズに分け、市場の変化やユーザーのニーズに応じて柔軟に電動化を進めている。2027年には、マツダ初のEV専用プラットフォームを採用するバッテリーEVを導入予定。同協業は、パナソニック エナジーが能力増強を図り、2027年以降に大阪府で生産する円筒形リチウムイオン電池セルを供給し、マツダにおいてモジュール・パック化するというもの。
両社は今後、同計画を含むパートナーシップを通じ、地球温暖化の抑制に貢献するとともに自動車産業と電池産業の持続可能な発展および地域の雇用維持や人材育成など、さまざまな社会課題の解決に共に取り組んでいくとしている。
パナソニック エナジー 社長執行役員 只信 一生氏 コメント
マツダ株式会社との協業を通じて、“幸せの追求と持続可能な環境が矛盾なく調和した社会の実現”という当社ミッションの達成に向けた取り組みを加速するとともに、バッテリーEV の普及と日本の蓄電池産業の競争力強化に貢献してまいります。
マツダ 代表取締役社長兼 CEO 毛籠 勝弘氏 コメント
マツダはカーボンニュートラルの実現に向け、お客様のニーズ、ウォンツ、ライフスタイルに合わせた多様なソリューションで電動化を進めています。パナソニック エナジー株式会社から供給いただいたく高効率・高性能かつ安全性を備えた電池を最大限活用し、デザインと利便性や航続距離を両立させたマツダらしいバッテリーEV をお客様にお届けしてまいります。
認定された蓄電池に係る供給確保計画の概要
生産品目 | 車載用円筒形リチウムイオン電池 |
生産能力 | 6.5GWh/年 (2030 年時点、能力増強分) |
投資金額 | 約 833 億円(総額) |
助成金額 | 約 283 億円(最大) |
取組の種類 | 生産基盤の整備、生産技術の導入・開発・改良 |
パナソニック エナジー 公式HP:
https://www.panasonic.com/jp/energy/
マツダ 公式HP:
https://www.mazda.co.jp/
【あわせて読みたい】