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更新日:2018.10.30 / 掲載日:2014.11.10
【ホンダ】レジェンドがフルモデルチェンジ2015【価格】

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
ホンダの高級セダン「レジェンド」がフルモデルチェンジを受けた。5代目となる新型レジェンドには、画期的な3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD(Super handling All-Wheel-Drive)」が搭載される。発売は2015年1月22日で、価格は680万円。
SPORT HYBRID SH-AWDは、最高出力314ps/6,500rpmと最大トルク37.8kgm/4,700rpmを発揮する3.5LV6SOHC直噴I-VTECエンジンと3基のモーターからなる動力源と7速DCT(Dual Clutch Transmission)のトランスミッションを組み合わせた次世代のハイブリッドシステムだ。エンジンと3基のモーターを最適に制御することで、FF/FR/4WDの3種類の駆動方式と、EVドライブ/ハイブリッドドライブ/エンジンドライブの3種類の走行モードのなかから、ドライバーの要求や走行状況に応じて最適な駆動方式とエネルギー効率が最大となる走行モードを自動で連続的に切り替える。モーターは車体前部に1基、後部に2基が配置されるが、後部の2台のモーターは後輪の駆動力だけでなく減速力も左右独立的に制御するトルクペクタリングを可能にし、高い安定性と上質な乗り心地を実現した。また、状況に応じてエンジンの6気筒のうち片側バンク3気筒を休止させる「VCM(可変シリンダーシステム)」や減速時に4輪すべてでエネルギーを回生する機構により、JC08モードで16.8km/Lという優れた燃費性能を達成している。
安全装備としては、先進の運転支援システム「Honda SENSING」を搭載。フロントグリル内に設置されたミリ波レーダーとフロントウインドウ内上部に設置された単眼カメラで、車両周辺の状況をモニタリングし、危険を検知した場合は警報音や表示、振動などの体感警報でドライバーに知らせることで、事故の発生を抑制または万が一事故となった場合の被害を軽減する。Honda SENSINGには、衝突の危険が迫ったときにブレーキ操作をアシストする「衝突軽減ブレーキ」、走行車線の逸脱を検知した場合にステアリングやブレーキを制御する「路外逸脱抑制機能」、路側帯の歩行者や白線を検知し、歩行者との衝突が予測された場合に警告すると同時にステアリングを回避方向に制御する世界初のシステム「歩行者事故低減ステアリング」などが組み込まれる。
また、新型レジェンドは、フラッグシップモデルとして快適装備も充実化が図られた。車載オーディオは、世界最高峰のホームオーディオメーカーとして知られるアメリカのクレル社が設計。車体の設計段階からクレルの技術とノウハウを導入したことで、すべてのシートで臨場感あふれるサウンドを体感することができる。運転席前のフロントウインドウにはヘッドアップディスプレイを装備。速度の表示、ナビゲーションと連動した進行方向の表示、トルクペクタリングをリアルタイムで確認するモニタリング表示などの機能を備えている。