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更新日:2023.04.27 / 掲載日:2023.04.04
オペルが宇宙旅行向け車両開発!?エイプリルフールに「コルサ ムーン2」発表

ドイツの自動車メーカー・オペルが4月1日、来るべき宇宙旅行時代を見越して誕生したという月面車「コルサ ムーン2」の先行情報と画像を公開した。
最大航続距離7,000km、レーザー技術、メッシュホイール…規格外の技術が詰まった?電動車

「コルサ ムーン2」は欧州で展開されている電気自動車(BEV)「コルサ-e」をベースとしており、動力源には太陽エネルギーを活用。
太陽電池を内蔵し、500kWhのバッテリーを持続可能な方法で効率的に駆動、1回の満充電で最大航続距離は7,000kmに達するとしている。
なお、この距離はULTP(Universe-wide harmonised Light-duty vehicles Test Procedure:乗用車等の宇宙調和排出ガス・燃費試験法)という試験法で算出されたものだという。
また、コルサ ムーン2は新開発の高輝度レーザーヘッドランプを搭載し、わずかな消費電力ながら現在のLED技術で作られる光の1,000倍もの強さで数千メートル先の月面を照らすことができるものとしている。
このほか、ニッケルチタン素材で作ったエアレスのスペースタイヤ、フルデジタルのハイテクコックピット、静止衛星と連携して様々な情報を得たり、他の月面探査機とのコミュニケーションをとることができるウィンドシールド・ディスプレイなどといった、先進的な装備を備えていると自負する。
四半世紀以上にわたる新たなフロンティア開拓の一歩に?

オペルによれば、1997年に発表したという2代目コルサがベースの初代「コルサ ムーン」が、開発プロジェクトの始まり。
今回のコルサ ムーン2は、初代モデルの知見も存分に活かされているのだという。
オペルのブランドマーケティング責任者は「このモデルで私たちは再び新しいフロンティアを開拓し、持続可能なモビリティ・ソリューションに焦点を当てます。コルサ ムーン開発プロジェクトが月面での長期滞在という最終目標に向けて大きな一歩となることに期待しています」と語っている。

「コルサ ムーン2」は、オペルがエイプリルフールのジョークとして発表したもの。
コルサ ムーン2に備わる規格外の装備の数々や、“ULTP”といったワードも架空のものだ。
本国のメディアでは「e-モビリティの分野における最高のエイプリルジョーク」などと伝えている。
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