オペルが2名用/4名用のキャンパー発表 欧州向け商用車をアレンジ

　オペルは現地時間の3月27日、同社の欧州向け商用車「ヴィヴァーロ」にキャンピングカー仕様の「アルピンキャンパー ヴィヴァーロ」を設定したと発表した。

　同モデルはドイツ・バイエルンに拠点を置くキャンピングカービルダーの「アルピンキャンパー」とのコラボレーションで開発された。

2名乗りと4名乗りの２タイプを用意

　今回の「オペル　アルピンキャンパー ヴィヴァーロ」では、最大２名乗りの「ヴィヴァーロ２」と、最大４名乗りの「ヴィヴァーロ４」の２タイプを用意。

　両タイプ共通の性能として、最高出力145HP、最大トルク370Nmを発生する2.0L ディーゼルエンジンに、8速ATを組み合わせる。

　また、オフロード対応のため車高が高く設計され、さらにポップアップルーフも備えているものの車高を２m以下に抑えている点も特徴だ。

　機能面では、エアコン、マルチメディアシステム、ブレーキ＆ヒルスタート、クルーズコントロール、リアパークパイロットなどといった内容を標準装備。

　さらに砂や泥、雪といった悪路に対応するインテリグリップトラクションシステムも搭載し、安全な運転を補助する。

【ヴィヴァーロ４】室内空間のゆとりに重点を置きつつ機能性を備える

　ヴィヴァーロ４はISOFIX対応のリアシートを搭載し、普段使いにも対応。

　後席は1.20m×1.95mのダブルベッドとして使うことも可能としている。

　また、ポップアップルーフは後席と同じ広さを持つ居住スペースとしても機能する。

　キッチンモジュールは１口タイプの着脱式コンロとコンプレッサー式クーラーボックスを備え、シンクを併設した。

【ヴィヴァーロ２】少人数での旅に最適な広々スペース

　ヴィヴァーロ２では、ポップアップルーフは頭上の空間を広げるものとして機能。

　ゆとりのある空間を作ることができ、３つの窓によって太陽光を車内に取り入れることも可能だ。

　また、就寝用に厚さ10cmのマットレスを用意、さらにキッチンモジュールは２口コンロを完備する。

　折りたたみテーブルも備え、一人旅やカップルなどでの小旅行にマッチした機能性を有している。