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更新日:2022.06.24 / 掲載日:2022.06.24
ロータス新型SUV「エレトレ」世界初公開 英グッドウッドにて

ロータスは現地時間の6月24日、英国で開催中のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに出展し、新型SUV「エレトレ」を世界初公開した。
ハイパーSUV「エレトレ」世界初公開 会場ではすでに注文も

会場ではハイパーSUVエレトレが注目を集め、来場者が実車を見たりスタッフへ質問する場面があったといい、現地ではすでに注文を受けたという。展示されたのはエレトレのほか、「エミーラ」「エヴァイヤ」に加え「エミーラGT4レーシングカー」も競技用をイメージした鮮やかなイエローで登場した。
エレトレはロータスの電気SUVの第一弾で、EV専用ブースのエレクトリック・アベニューでも展示。4輪駆動でバッテリー容量は100kWh以上、パワーレンジは600hpから900hpを発揮し、350kWの超急速充電器を使えば、20分で400kmの航続距離を実現するという。また、WLTPで目標とする最大航続距離は約600kmで、22kWのAC充電も標準装備する。
テクノロジー面では、市販車として世界初の展開型LIDAR(Light Detection and Ranging)システムなどのインテリジェント・ドライビング・テクノロジーが含まれる。
エレトレは、今年末に中国の工場で生産が開始され、2023年春にはヨーロッパに最初のカスタマー・カーが到着する予定だという。

エミーラ GT4は、今年初めに立ち上げられたロータスのオーダーメイド車両とエクスペリエンス部門であるロータス・アドバンスト・パフォーマンスの最初のモデル。トヨタのレースで実績のある3.5リッターV6エンジンと、ロードゴーイングカーであるエミーラの先進的なエクステリアデザインから最適化されたエアロダイナミクスとが相まって、極めて軽量なマシンを実現し、初年度の生産分はすでに完売している。
4台は週末のグッドウッド・ヒルクライムにも参加




現地のロータスブースでは、モータースポーツTVの司会者であるアンディ・ジェイによるステージパフォーマンスが行われ、同社のマネージング・ディレクターであるマット・ウィンドル、ロータス・テック・クリエイティブ・センターのスタジオ責任者でエレトレのデザインを担当したベン・ペイン、そしてデザインディレクターでエヴァイヤとエミーラを担当したラッセル・カーへのインタビューが行われた。
なお、4台のマシンは週末のグッドウッド・ヒルクライムにも参加、F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンがハンドルを握ることになっている。