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更新日:2022.06.01 / 掲載日:2022.06.01

新型「ディフェンダー 130」発表 最大8人乗りクロスカントリー

ランドローバー ディフェンダー 130
ランドローバー ディフェンダー 130

 ランドローバーは現地時間の5月31日、オールテレインモデルの「ディフェンダー」に最大8人乗り・3列シート仕様の「ディフェンダー 130」を導入したことを発表した。日本市場における受注開始日および機種体系等は後日発表予定。

90/110に続く“第3”のディフェンダー

(写真左から)ディフェンダー90、110、130
(写真左から)ディフェンダー90、110、130

 ディフェンダーはアルミニウム製モノコックアーキテクチャー「D7x」を採用したクロスカントリー車。現行では5人乗りの「90」と、最大7人乗りの「110」をラインアップしている。今回新たに設定された「130」はエクステリアおよびインテリアデザイン、技術の改良により、ディフェンダーならではの耐久性と走破性、快適性を独自のバランスで兼ね備えたモデルとなっている。また、ラインアップは8人乗り仕様と、より室内を広く使える5人乗り仕様が用意された。

 今回の発表に際し、ジャガー・ランドローバーのヴィークル・プログラム担当エグゼクティブ・ディレクターであるニック・コリンズ氏は「『130』は、当社の最も耐久性に優れた堅牢なファミリーの能力を新たなレベルへと引き上げます。その極上の快適さを備えた広々とした室内には最大8人を迎え入れ、かつてない洗練されたアドベンチャーの機会を家族にもたらします。ユニークなデザインで、他に類をみない新しいディフェンダー・エクスペリエンスを提供します」と述べている。

後部を340mm延長して広い室内空間を確保

 最大8人乗りを可能とするべく、同モデルは従来型に比べて後部を340mm延長し、伸びやかなシルエットと共に、ゆとりのある3列目シートとラゲッジのスペースを作り出した。ルーフは標準装備のパノラミックガラスルーフに加え、3列目用に2つ目のサンルーフも備わる。また、後輪より後ろをボートテールのようなアップリフトスタイルとし、28.5°のデパーチャーアングルを実現した。このほか、標準装備としてボディ同色のハードシェルスペアホイールカバーと、ナルヴィックブラックのルーフレールを設定。さらに全グレードで、ボンネットルーバーとサイドフェンダーにセレスシルバーのディテールを採用し、20インチのルナアロイホイールが組み合わされる。なお、ホイールはブライトシルバーも選択可能としている。

 ボディカラーは専用色にセドナレッドを採用し、デザインを強調するとともにさらなる深みと洗練さを表現した。

こだわりの居住性持つ3列目シート ラゲッジにも工夫

 インテリアは広くなった室内空間に機能性をプラスし、使い勝手の良い空間を実現。リアの伸長により3列目も大人3人が快適に座れる十分な幅を確保するとともに、3列すべてのシートにおいて余裕のあるヘッドルームも備えた。また、頭上は2つのガラスルーフにより、更なる開放感も感じられるという。
 各列にベンチレーションを設けるとともにダクトを追加、さらに同モデル限定オプションの4ゾーンクライメートコントロールも用意。加えて、シートヒーターやパッド入りアームレスト、USB-Cポート、収納スペースを配し、車内の快適性を向上させている。

 2列目および3列目シートは少しずつ高くなるスタジアムシートを採用しており、後席の視界を確保。2列目シートはスライド機構を備え、3列目へのアクセス性に配慮した。

 ラゲッジスペースは通常時で、最大389Lの容量を確保。3列目、2列目のシートを格納することで荷室を拡張でき、最大で2,516Lを確保可能。また、シートは40:20:40の分割可倒式で、荷物量や乗員数に合わせたシートアレンジができる。このほか、ラゲッジ内のスイッチで電子制御エアサスペンションを調節でき、荷物を積み込む際には車高を下げることも可能。

 インフォテインメントは11.4インチの大型タッチスクリーンを備えた「Pivi Pro」を標準装備。シンプルなメニュー構成で主要機能を直感的に操作でき、SOTA(Software-Over-The-Air)によって、ソフトウェアを常に最新の状態に保つことができる。

パワフルな走行性能をキープ

 パワートレインのラインアップは、マイルドハイブリッド(MHEV)テクノロジーを採用した直列6気筒INGENIUMガソリンエンジン(P300、P400)と、INGENIUM直列6気筒ディーゼルエンジン(D250、D300)を用意。これに、ランドローバー独自のインテリジェントオールホイールドライブ(iAWD)システムとZF製8速ATが、標準装備として組み合わされる。
 また、同モデルには電子制御エアサスペンションに加えてアダプティブ・ダイナミクスとランドローバー独自の高度なテレインレスポンスシステムが備わり、あらゆる環境下でも高い走破能力を発揮する。

主要諸元

ディフェンダー 130 イメージ3

全長:5,358mm
全幅:2,008mm(ドアミラー格納時)
全高:1,970mm
ホイールベース:3,022mm
最小回転半径(タイヤ外縁):12.84m
フロントオーバーハング:845mm
リアオーバーハング:1,491mm
アプローチアングル:37.5°(※)
デパーチャーアングル:28.5°(※)
ブレイクオーバーアングル:27.8°(※)
最低地上高:290mm(※)
アーティキュレーション:430mm
最大渡河水深:900mm
ルーフ最大積載重量:静荷重 300kg、 動荷重 168kg
最大けん引重量:3,000kg
最大積載重量:750kg(8人乗り)、800kg(5人乗り)
※オフロードモード設定時の数値

パワートレイン詳細
■3.0リッター直列6気筒INGENIUMガソリンエンジン(MHEV)
・P300:最高出力300PS、最大トルク470Nm/1500-4250rpm、0-100km/h加速8.0秒(0-60mph加速7.5秒)
・P400:最高出力400PS、最大トルク550Nm/2000-5000rpm、0-100km/h加速6.6秒(0-60mph加速6.3秒)
■3.0リッター直列6気筒INGENIUMディーゼルエンジン(MHEV)
・P250:最高出力250PS、最大トルク600Nm/1250-2250rpm、0-100km/h加速8.9秒(0-60mph加速8.4秒)
・P300:最高出力300PS、最大トルク650Nm/1500-2500rpm、0-100km/h加速7.5秒(0-60mph加速7.1秒)

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