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更新日:2022.05.18 / 掲載日:2022.05.18
ロールスロイス ファントムの改良新型発表 特別仕様車も設定
ロールスロイスは現地時間の5月12日、ファントムの改良新型となる「シリーズII」を発表した。
外装に新要素導入 存在感を強調
今回の改良では、外装に新たな要素を導入。ブランドのアイコンとなっているパンテオングリル上のデイタイム・ランニング・ライトの間に新たに設けられたポリッシュ仕上げの水平ラインにより、存在感を主張。また、グリルのデザインに微妙な変更を加え、正面から見た時に中央のRRバッジとスピリット・オブ・エクスタシーのマスコットがより際立つようにした。
そのほか、グリルにはイルミネーションを追加。そしてヘッドライトには、レーザーカットされたベゼルを装飾に加えて室内のスターライトヘッドライナーとの視覚的な繋がりを持たせ、夜間における存在感がより一層高められた。
全体のシルエットは前モデルを踏襲しつつ、足回りに新デザインの3Dミルドステンレススチールホイールを採用したことで、新鮮な印象を持たせている。
一方で、インテリアは前モデルの内容を継承しており、ステアリングホイールの太さをわずかに厚くしたといった小変更が加えられている。
ロールス・ロイスのCEOであるトルステン・ミュラー・エトヴェシュ氏は「ファントムはラグジュアリーの頂点に立つ、比類なき存在です。ロールス・ロイスの最高峰の製品であるファントムは、デザイン、エンジニアリング、クラフツマンシップの最高峰であり、ビジョン、創造性、最高級の素材、技術、忍耐、精密さが完璧に融合しています。ファントム シリーズIIでは、この最高級のラグジュアリーアイテムがお客様に愛されていることをすべて維持し、慎重に守っています。ファントムは常に“世界最高の車”と認められてきた存在であり、私たちのビスポークの能力は、お客様にとって、その世界にとって最高の車にもなり得るということです」と述べている。
特別仕様車「ファントム・プラティーノ」
また、今回の「シリーズII」導入を記念した特別モデルとして「ファントム・プラティーノ」も併せて発表された。こちらは2015年に発表された「ファントム・セレニティ」のコンセプトを継承し、ファブリック・インテリアへの探求を示したモデルとしている。
フロントシートにはレザーを、リアシートはファブリックをそれぞれ採用。内装はイタリア製の高級ファブリックと、竹繊維から作られた光沢のあるファブリックの2種類を組み合わせ、同系色で質感高く仕上げられた。どちらの素材もスピリット・オブ・エクスタシーを抽象的に解釈したパターンを採用しているのも特徴となっている。
このパターンは、ダッシュボードのタイムピースにも採用。周囲には3Dプリントを施したセラミックを使用し、モダンな仕上がり。また、インテリア全体の色調をアイスフィニッシュでまとめ、洗練された美しさを表現した。
さらに、同モデルのスターライトヘッドライナーは専用のデザインを採用。星々が後方に視線を集めるよう配置され、流れ星が弧を描くようにデザインされている。