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更新日:2022.04.27 / 掲載日:2022.04.27
メルセデスベンツ 新型Tクラス 欧州発表 プレミアム小型バン

メルセデスベンツは現地時間の4月26日、小型バンの新型Tクラスを発表した。欧州での価格は30,000ユーロ以下からに設定される見込み。
ファミリー層をターゲットに使いやすいサイズ感を追求


同モデルは5人乗りのスモールバンで、エクステリアにクロームメッキラジエターグリルやボディ同色のアウトサイドミラーハウジング、ドアハンドル、フロントバンパーなどを装着し、プレミアム感を演出したデザインが目を引く。全長4,498mm、全幅1,859mm、全高1,811mmというボディサイズで、今後7人乗り仕様のロングホイールベース版も追加される予定であるという。
各所にファミリー層やアウトドア向け車両として設計された特徴を持ち、561mmに設定されたフロア高は荷物の積み下ろしの負担を軽減する低さ。また、スライドドアを両側に設定し、開口部は幅614mm、高さ1,059mmと乗り降りしやすい広さとした。さらに、リアベンチシートは折りたたむとラゲッジフロアとフラットになるなど、利便性も考慮されている。
快適性と利便性を兼ね備えたインテリア



インテリアは、利便性と快適性を両立するべく、装備を充実させた。標準装備では、7インチタッチスクリーンとスマートフォン連携機能付きMBUXインフォテインメントシステム、タッチコントロールボタン付きマルチファンクションステアリングホイール、エアコン、KEYLESSスタート、5.5インチカラーディスプレイ付きメータークラスター、LEDインテリアライトなどを揃える。
インフォテインメントシステムは、自己学習型ソフトウェア、高解像度ディスプレイ、Apple Car PlayやAndroid Autoによるスマートフォンとの連携機能、Bluetoothハンズフリーシステム、デジタルラジオ(DABおよびDAB+)などを搭載、さらにボイスアシスタント機能も利用できる。また、Mercedes me connectにも対応し、スマートフォンにアプリをダウンロードしておくことで、車両状態の管理やドアロック/アンロックなどのリモート操作も可能としている。
高トルク・低燃費の最新型エンジン 運転支援機能も充実


ローンチモデルは、1.5Lディーゼルエンジンと、1.4Lガソリンエンジンの2種類を設定し、そのすべてにECOスタート/ストップ機能が組み合わされる。また、トランスミッションは6速MTと、7速DCTから選択できる。
そのほか、安全装備や運転支援システムも充実させており、ヒルスタートアシスト、横風アシスト、アテントアシスト、疲労警告システム、アクティブブレーキアシスト(クロストラフィック機能付)、アクティブレーンキープアシスト、ブラインドスポットアシスト、スピードリミットアシストなどを標準装備している。
なお、Tクラスのプラットフォームは内燃機関とBEVの両方で使用できるもので、現在開発中としているBEV仕様のEQTも将来的に加わる予定。このEQTと、既に発表されているeヴィトー、eスプリンター、EQV、eシタンと併せて、電動バンのラインアップを完成させるものとしている。