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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.03.14
MIRAI 米国向け2022年モデル発表 ハンズフリー運転可能に

米国トヨタは現地時間の3月10日、燃料電池車(FCEV)「MIRAI」の2022年モデルを発表した。希望小売価格は49,500ドルから(日本円約582万円)。
最新の先進運転支援技術「Toyota Teammate」を用意 レベル2のハンズフリー運転が可能に

MIRAIはクーペライクのスタイルが目を引く、後輪駆動のFCEV。現行車は2代目で、米国ではベースグレードのXLEと上級グレードのLimitedという2グレード展開となっている。
2022年モデルのMIRAIには、最新の先進運転支援技術「Toyota Teammate」が用意される。同技術には大きく2つの機能があり、「Advanced Drive(アドバンスト・ドライブ)」は国際自動車技術会(SAE)が定義する自動運転レベル2に相当するシステム。運転状況を正確に検知し、ドライバーの積極的な監視のもとで加速、ブレーキ、ステアリングの操作を支援、高速道路など特定の条件下において、ハンズフリー運転を可能に。また、車線内の維持、他車への追従、車線変更、特定のインターチェンジや渋滞の回避、追い越しなども可能としている。
そして、Limitedに標準装備として用意される「Advanced Park(アドバンスト・パーク)」は、縦列駐車やバックでの駐車時にステアリングやアクセル、ブレーキ、シフトを制御し、ドライバーの監視下で部分的な自動駐車を可能にした機能。全周囲カメラと超音波センサーの機能を統合した360度センシングにより、同機能作動中の障害物に対する自車位置を鳥瞰図で確認することもできる。
そのほか走行性能においては、XLEグレードで402マイル(約647km)の走行距離を実現。デザイン面では、ハイドロブルーなど4色の特装色を含む、全5色展開。オプションで20インチスーパークロームアロイホイールを用意する。
トヨタ・MIRAIとは

トヨタ・MIRAIは2014年12月より販売開始されたFCEV。2020年12月には現行車となる2代目が登場、エクステリアデザインを一新し、クーペライクなシルエットにより先進的なイメージを前面的に押し出したビジュアルとなった。自社開発の新型トヨタFCスタックや高圧水素タンクなどで構成する燃料電池技術とハイブリッド技術を融合した「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」を採用し、優れた環境性能はもとより、利便性や走る楽しさもあわせ持つモデルとなっている。なお、米国では2016年より販売されている。
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