車種別・最新情報
更新日:2022.04.01 / 掲載日:2022.02.26
最新版・人気SUVトップ10【番外編】2022年の注目SUV×8
今年はどうなる!? 2022年の注目SUV
●文:川島茂夫
最近の傾向はSUVの基本への原点回帰
電動モデルはインフラも含めてこれからだ
フルモデルチェンジ(FMC)したモデルがいずれも従来型の基本コンセプトを継承しているが、以前は強く出ていたプレミアム&スペシャリティの色合いが薄らいだ印象も受ける。SUVの基本コンセプトに沿ったというかレジャー用途での実践力やストレスフリーの走行性能を重視した感じだ。もうひとつ注目なのが、これは新顔が中心になるが電動化の進展だ。アリアやbZ4XがなどのBEV車が注目されるが、インフラも含めれば時期尚早の印象は拭えない。見えている範囲では革新的な技術もなく世情に後押しされた感が強い。何よりもSUVの形をしているがレジャーワゴンとしての訴求力が希薄であり、FMC勢がSUVとしての実践力向上に注力しているのと対照的。レジャー派はFMC車を中心に据えるべきだろう。
期待のニューモデル
SUBARU レガシィ アウトバック
●車両本体価格:414万7000〜429万円
●発表年月(最新改良):’21年10月(未実施)
2021年12月販売台数 1545台
ワゴン&2BOX部門 第2位(12月)
現行唯一の「レガシィ」はSUVとしての
性能と機能をさらに磨いた
ツーリングワゴンが整理され、レガシィベースながらSUVとしてさらなる進化。アウトドア趣味に則した長距離ツーリング性能と悪路踏破性、キャビン機能が売り物だ。
MITSUBISHI アウトランダー
●車両本体価格:462万1100〜532万700円
●発表年月(最新改良):’21年10月(未実施)
2021年12月販売台数 990台
SUV部門 第15位(12月)
自在なハンドリングの新型は
PHEV専用で3列シート仕様も追加
新型からPHEVだけの構成になるとともに従来型ではなかった3列シート仕様も用意。オン&オフの基本性能に向上に加え、圧倒的な自在感を実現したハンドリングも見所。
LEXUS NX
●車両本体価格:455万〜738万円
●発表年月(最新改良):’21年10月(未実施)
2021年12月販売台数 1431台
SUV部門 第13位(12月)
徹底的なテコ入れで
同系トヨタ車との車格感の差が歴然
プラットフォームの面ではRAV4の姉妹車になるが、ハイブリッドも含むパワートレーンの高出力化や走りの質にこだわった徹底的なテコ入れで1クラス以上上の車格感を実現。
LEXUS LX
●車両本体価格:1250万〜1800万円
●発表年月(最新改良):’22年1月(未実施)
踏破性能や運転支援、室内のくつろぎなど
すべてがストレスフリー
圧倒的な踏破性能に加え、ドライバーの肉体と精神のストレスを減らす運転支援や落ち着いたくつろぎのキャビンを備える。至れり尽くせりのサバイバル能力が特徴だ。
先取り情報
【SCOOP】NISSAN エクストレイル
SCOOP NISSAN エクストレイル
●デビュー予想:’22年5月
VCエンジンの採用で
今後のe-POWERの先駆けとして期待
ひとつの注目点は可変圧縮機構のVCエンジンだ。電動4駆とともにアリアのハイブリッド版とも言える性能が期待できる。上級クラスに向けたe-POWER戦略の先駆けとなる可能性も秘めている。
いよいよ来る!? 電動SUV
NISSAN アリア
●車両本体価格:539万〜790万200円
●発表年月(最新改良):’21年6月(’21年11月)
モーター走行による上質な高性能に期待
特に4WDは要注目
ミドルサイズSUVに相当するが、現行ノートと同様に純電動を活かした上質な高性能が訴求点と思われる。とくに後輪駆動にも高出力モーターを採用する4WD車が注目される。
TOYOTA bZ4X/SUBARU ソルテラ
TOYOTA bZ4X
●発売予定:’22年年央
SUBARU ソルテラ
●発売予定:’22年年央
BEV専用車として新開発
後続の展開にも期待したい
トヨタとスバルの共同開発によるBEVの第一弾。bZ4Xの車体外観はBEV版のRAV4と言った概要だが、スバルと共同開発のBEV専用プラットフォームやPCU/モーター/トランスアクスルを一体化したe-アクスルなど、今後の多様な車種展開を前提にした設計も見所である。
ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。