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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.02.17
新型「C180 アバンギャルド」発表 マイルドハイブリッド仕様に


メルセデス・ベンツ日本は2月17日、ベストセラーモデル新型Cクラス(セダン/ステーションワゴン)のエントリーモデルとして「C180 アバンギャルド」(以下、C180)を追加したと発表、同日より全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて予約注文の受付を開始した。メーカー希望小売価格帯は5,990,000円~6,250,000円(消費税込)で、2022年3月頃の配車開始予定。
新型Sクラス譲りの技術&デザイン+全ラインアップを電動化
Cクラスは1982年に「190クラス」として登場以来、動力性能や快適性、安全性などあらゆる面において常にセグメントのベンチマークに位置付けされるモデル。2014年から販売している先代Cクラスは、セダンとステーションワゴンを合わせて、日本で累計約10万台以上を販売し、ベストセラーモデルとしての地位を確立していた。
新型Cクラスはサポートの精度を高めた安全運転支援システム、直感的な操作設定が可能な縦型の大型センターディスプレイ、直感的な行先案内が可能な ARナビゲーション、利便性が高い生体認証によるシートポジション等の設定など、フラッグシップモデルである新型Sクラス譲りの新技術を多数採用。エクステリアとインテリアのデザインにも新型Sクラス譲りの要素を取り入れながら、随所にCクラスらしいスポーティさも表現している。さらに、ISG(Integrated Starter Generator、マイルドハイブリッドシステム)とプラグインハイブリッドにより、全ラインアップを電動化した。
新型1.5リッター直列4気筒ターボエンジンを採用したパワートレイン
C180 には、エンジン単体で170PS(125kW)、250N・mを発生する、新型1.5リッター直列4気筒ターボエンジンの「M254」を採用。さらに、エンジンとトランスミッションの間に配置されるマイルドハイブリッドシステムのISGによって、短時間、最大で20PS(15kW)、208N・mのブーストを可能としている。また、ISGはエンジンとトランスミッションの間に配置されることから、より強力で効率的でありながら、瞬間的なブーストを発揮できる。ブーストだけではなく、回生ブレーキ、コースティングなどで燃費の低減に寄与するとともに、変速ショックやエンジン再始動時の振動の低減なども図られ、強力かつ洗練された乗り味を実現している。
また、C180にも1速から9速までの変速比幅が広い「9G-TRONICオートマチックトランスミッション」を採用し、エンジン回転数を大幅に低減、優れたエネルギー効率と快適性を実現した。
安全運転を支援するインテリジェントドライブ
C180には、一般道での安全運転支援に加えて、特に高速道路での運転支援機能により、ドライバーにかかる負担を大きく軽減する「インテリジェントドライブ」を採用した。その詳細の機能として、ステレオマルチパーパスカメラと360度カメラシステムを使用して車線認識を行い、高速道路上で車線中央を維持するアクティブステアリングアシストをはじめ、アクティブエマージェンシーストップアシスト、アクティブブレーキアシスト、緊急回避補助システム、アクティブレーンキーピングアシスト、アクティブブラインドスポットアシストなどを備える。
ダイナミックなエクステリアとスポーティなインテリア


スタイルは短いフロントオーバーハングと長いホイールベース、そしてリアオーバーハングの組み合わせにより、ダイナミックさを表現。パワードームを備えるスポーティなボンネットも、前へ進もうとする衝動を強調する。また、ウィンドスクリーンとキャビンを大きく後方に置くことで、歴代のCクラスが踏襲してきた伝統的かつスポーティなプロポーションに。さらに、先代モデル比で全幅の拡張を10mmに抑えつつ、全長を65mm伸張して伸びやかなシルエットとしている。サイドウィンドウ下端に近いショルダー部にフロントからリアを貫く「キャットウォークライン」を通し、車高を低く、スマートに見せる演出もポイントとなっている。
ヘッドライトは先代より上下方向に薄く、エッジの効いた新型Sクラス譲りのデザインを採用。緩やかな多角形のラジエーターグリル中央に、スポーティな印象を与えるスリーポインテッドスターを装着した。また、リアコンビネーションランプもSクラスのデザインを踏襲し、よりワイドでシャープなビジュアルとなっている。
インテリアデザインでは、ダッシュボードを上下に分け、上部を翼のような形状でスポーティさを演出、下部は大きなインテリアトリムをあしらった。また、ダッシュボードと縦型の11.9インチのメディアディスプレイを6度ドライバー側に傾け、ドライバーファーストのレイアウトとした。そして、運転席正面の12.3インチの大型コックピットディスプレイは、表示スタイルをカスタマイズ可能としている。そのほか、室内を彩るアンビエントライトは64色から選択でき、単色の発光に加えて、色の連続変化もできる。
12.3 インチのワイドディスプレイを採用するインストゥルメントクラスターと、11.9インチの縦型ディスプレイを採用するセンターディスプレイの2画面は標準装備。対話型インフォテインメントシステム「MBUX」、ARナビゲーション、生体認証(指紋、声)によるシートポジション等の設定、テレマティクスサービス「Mercedes me connect」などの機能を利用できる。
メーカー希望小売価格一覧(C180のみ)
モデル | ボディタイプ | ステアリング位置 | エンジン | メーカー希望小売価格(消費税込) |
C180 アバンギャルド(ISG 搭載モデル) | セダン | 右 | 1.5L、直4直噴ターボ | 5,990,000円 |
C180 アバンギャルド(ISG 搭載モデル) | ステーションワゴン | 右 | 1.5L、直4直噴ターボ | 6,250,000円 |
※上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格。また、「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要。メーカー希望小売価格は参考価格。
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