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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.01.29
今買うべき本命10車【8】タウンユースなら『N-ONE』
2022年に向けた新型が出揃いつつある中、今現在のラインナップで“買い”なモデルとは——。
ポピュラーなカテゴリーやキャラクター、あるいは用途ごとに、価格を上回る価値をもたらす「本命」を厳選し、その本命にぶつける対抗馬とともに紹介する。
狙っているジャンル、重視するキャラや用途をしっかりチェックして、クルマ選びの参考にしていただければ幸いだ。
●文:川島 茂夫
用途で選ぶ【1】タウンユース
【本命】HONDA N-ONE

パーソナルユースに十分な性能とユーティリティ。軽ならではの維持費もうれしい
性能と装備の両面から
高速道路も守備範囲
取り回しやすいサイズで乗降性もよく、低中速短距離走行の繰り返しでも燃費がいい。キャビンユーティリティについては使い方次第。自転車の積載まで前提にするとスーパーハイト系やミニバン系まで含むが、それはファミリーユースの範疇でもあり、ここではパーソナルユース主体で選んだ。
N-ONEを勧める理由の多くは軽乗用に共通するものだが、上級クラスと比較しても遜色ない高速域でのハンドリングの安心感や安全&運転支援装備の機能と充実、MTも用意したファントゥドライブへの対応力が選んだ決め手だ。
N-ONEならではの走りの特徴はタウンユースでは目立った長所にはならないのだが、上級クラスからのダウンサイザーには走行感覚と運転感覚で最も違和感の少ないモデル。性能的にはターボが必要だが、たまの遠出にも躊躇なく使えるタイプだ。キャビンスペースは男性4名でも余裕。後席格納はフィット等でも好評なダイブダウン&チップアップの2ウェイ式を採用し、積載物形状や使用状況で使い分けられるのも見所。
また、燃費では本格ハイブリッド車に及ばない軽乗用だが、車両価格や燃料代以外の維持費の経済的アドバンテージも大きい。








【N-ONEのベストグレード】プレミアムツアラー(FF)

タウンユース限定ならNAでもいいが、高速走行も考慮するならターボは必須。スポーティなルックスやMTを求めるならRSだが、装備と価格ならプレミアムツアラーだ。
【対抗】ヤリスクロス/ロッキー/ライズ
扱いやすいサイズで使い
勝手の良いコンパクトSUV
対抗として選んだモデルはともにコンパクトSUV。同カテゴリーでも車体寸法がコンパクトであり、取り回しやすさとキャビンスペースを高レベルで両立。また、タウンユースでの燃費にも優れるハイブリッド車をラインナップ。燃費最優先ならばヤリス クロスはイチオシ。ハイブリッド車が比較的安価なのも両車の魅力であり、走行性能面では長距離走行をカバーできる。嗜好的な付加価値を求める向きにはSUVルックも訴求点だ。
DAIHATSU/TOYOTA ロッキー/ライズ

TOYOTA ヤリス クロス


ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。