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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.01.24

【全面改良 ランドローバー 新型レンジローバー】これが英国流モダンラグジュアリーの最先端

文と写真●大音安弘

 ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、2022年1月17日、ランドローバーのフラッグシップモデル「レンジローバー」の第5世代モデルとなる新型の日本発売を発表し、都内にてお披露目を行った。

新型レンジローバーをお披露目。記念限定車はすでに売約済み

新型レンジローバーをプレゼンテーションしたジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社 代表取締役社長マグナス・ハンソン氏(左)とマーケティング・広報部 ディレクター マシュー・スリース氏(右)

 新型レンジローバーは、英国時間の2021年10月26日に、フルモデルチェンジを発表。日本でも発売を記念した限定車「ローンチエディション」が70台限定で販売され、瞬く間に完売済み。今回の発表は、フルモデルチェンジモデルの本格的な導入開始を示すものだ。

 日本でお披露目された2台のレンジローバーは、一目でレンジローバーと理解できる伝統的なデザインを受け継いだもの。より新時代の要求を見据え、シンプルな美しさが追求されたのが、新デザインの特徴だ。新型レンジローバーでは、モダンラグジュアリーの再定義に挑み、その最先端へと昇華されているという。

2種類のホイールベースを用意。電動化を前提にした新プラットフォームを採用し2024年にはBEV版も登場予定

新型レンジローバー

 ボディタイプは、スタンダードとロングのふたつのホイールベースが用意されるのは、従来同様で、新ボディサイズは、スタンダードホイールベース車で、全長5052mm×全幅2047mm×全高1870mm、ホイールベースが2997mmを備える。ロングホイールベース車の場合、全長が5252mm、ホイールベースが3197mmと共に200mm拡大されている。いずれもトップランジェリーSUVに相応しい風格とゆとりを備えている。

 メカニズムでは、プラットフォームから刷新。ピュアエンジン車だけでなく、PHEVやEVに対応する新開発プラットフォーム「MLA-Flex」を採用した。2024年には、EVのランドローバーも投入される計画だ。同プラットフォームによる新型車は、レンジローバーが初となる。その性能は、ねじり剛性が50%向上。このボディ剛性の向上の効果を含め、シャシーから発生するノイズを24%も抑えているという。新技術では、優れた乗り心地を高めるべく、1秒間に500回の路面状況を監視するアダクティブシステムを備えた電子制御エアサスペンションと電子制御式アンチコントロールロールバーの「ダイナミックレスポンスプロ」を採用。大柄ボディの取り回しを高める「オールホイールステアリング」も標準化し、さらにユニークな機能として、駐車をサポートする「リモートパークアシスト」では、スマホアプリで駐車場の出し入れを外部から遠隔操作を可能とするなど、新技術も積極的に採用している。

レンジローバーで初となる3列シート仕様を用意

新型レンジローバー

 豪華な機能を備える上品なインテリアは、レンジローバーらしさに溢れる。そのダッシュボートに設置されたフローティングタイプのセンターディスプレイが象徴するように、デジタル機能も大幅に強化。リヤシートが左右独立式となる4人乗りと標準タイプの5人乗り仕様に加え、ロングホイールベースでは、レンジローバー初となる3列目シートを設定し、7人乗り仕様も選べるようになった。

クリーンディーゼル、ガソリン、プラグインHVをラインナップ

 パワートレインは大きく分けて、クリーンディーゼル、PHEV、ガソリンの3タイプ。クリーンディーゼルは、3.0L直列6気筒DOHCターボで、最高出力300ps/最大トルク650Nmを発揮する。PHEVは、3.0L直列6気筒ターボに、105kWの電気モーターを組み合わせたもの。EVでの最大航続距離は、100km(WLTP)とする。エンジンは、2種類の出力があり、P440Eは、システム最高出力440ps/システム最大トルク620Nm。よりパワフルなP510Eでは、システム最高出力510ps/システム最大トルク700Nmまで高められている。PHEVの充電機能については、ユーザーの利便性の高い普通充電と急速充電の両方に対応している。もっとも贅沢な存在となるガソリン車は、4.4LV8DOHCターボとなり、最高出力530ps/最大トルク750Nmとモデル最強スペックが与えられている。

新型レンジローバー

 更なる快適な移動を提供すべく、第3世代となるアクティブノイズキャンセルやナノイーX搭載の空気清浄システムなども採用。もちろん、伝統のオフロード性能にも妥協はなく、その一例を示す最大渡河水深は900mm。悪路走行に重要となる最低地上高は、標準219mmから最大で295mm(※スタンダードホイールベース)まで調整可能など高い基本性能を備えている。

より特別感のある内外装が与えられた「レンジローバーSV」を新設定

レンジローバーSV

 より特別な存在として、スペシャルビークルオペレーション(SVO)が手掛けた「レンジローバーSV」を新設定されたのもトピックのひとつ。SVOは、ランドローバー車の最上級ラグジュアリー仕様とハイパワーモデルの開発製造、個別カスタムオーダーを手掛ける部品のこと。その知見と技術をカタログモデルに投入したのが、最上級グレード「ランドローバーSV」なのだ。「SV SERENITY」と「SV INTREPID」という大きく2タイプに分けられ、ランドローバーデザインチームのおススメする仕様となっている。静寂を意味するSERENITYは、ラグジュアリーを強調したモデルで、ルーフやサイドパネルなどに採用されるブロンズのアクセントが印象的。インテリアは、次世代の素材を使うことで、新しいラグジュアリーを表現する。セミアニリンレザーやハンドメイドのモザイク柄ウッドパネルなども採用。ロングホイールベースの4人乗り仕様では、SVシグネチャースイートを用意。電動格納式テーブルや冷蔵庫、オットマン付きシートなど快適な移動を楽しめる装備が満載だ。もうひとつが大胆を意味するINTREPIDだが、より個性的かつアグレッシブなイメージを与えたもの。ボディカラーには、SV専用カラーを設定。ランドローバー初23インチアルミホイールを装着するなど、スポーティな印象も強められている。

 ランドローバーSVの導入をきっかけに、2022年から日本でのSVOモデルの販売を強化するべく、全国で8か所のSVスペシャルセンターを開設。今後、より本国に近いカスタマイズサービスなども受けられるようになっていく見込みだ。2021年は過去最高となる販売台数を記録した。SUV人気を受けた追い風に加え、2020年より販売を開始したニューディフェンダーが絶好調なことが主な理由だ。フラッグシップモデルとなる「レンジローバー」もこの流れに乗り、日本での超高級SUVの市場のシェアを拡大できるかが注目されている。

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大音安弘(おおと やすひろ)

ライタープロフィール

大音安弘(おおと やすひろ)

1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に転身。現在はフリーランスの自動車ライターとして、自動車雑誌やWEBを中心に執筆を行う。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に転身。現在はフリーランスの自動車ライターとして、自動車雑誌やWEBを中心に執筆を行う。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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