車種別・最新情報
更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.01.24
今買うべき本命10車【3】コンパクトカーなら『フィット』
2022年に向けた新型が出揃いつつある中、今現在のラインナップで“買い”なモデルとは——。
ポピュラーなカテゴリーやキャラクター、あるいは用途ごとに、価格を上回る価値をもたらす「本命」を厳選し、その本命にぶつける対抗馬とともに紹介する。
狙っているジャンル、重視するキャラや用途をしっかりチェックして、クルマ選びの参考にしていただければ幸いだ。
●文:川島 茂夫
カテゴリーで選ぶ【3】コンパクトカー
【本命】HONDA フィット

振れ幅の大きいカテゴリーを広くカバーした失敗知らずの選択
日頃の足からドライブ
まで万能かつコスパ良
コンパクトとひと言でまとめてもリッターカーから一昔前のミドルクラス相当のプレミアムコンパクトまであり、キャビン設計ではパーソナルやファミリー、走行性能ではタウンユース重視から高速長距離対応まで様々だ。
そんな中から選んだ一車がフィット。どの用途に対しても著しく劣る部分がない。悪く言えば目的が決まっていなくても大外ししない無難な選択なのだが、登録車最小クラスで広い適応用途に対応できる数少ないモデルなのだ。
多様な積載性をもたらす後席格納など実用性の高さに加えて、今までの2BOX車にはない広々とした視界を実現した前方視界や実用域で力強い加速性能を示すe:HEVなどが現行車から加わったアピールポイント。日常用途の使いやすさは当然として、家族や友だち和気あいあいとしたドライブを楽しむためのモデルでもある。
適応用途はキャビンユーティリティ重視のオンロード型コンパクトSUVともラップしてくるが、ホンダセンシング標準装備のe:HEV車を200万円以下から用意するコスパの高さが強味。1クラス上の実用性を手頃な価格で提供しているのは経済的2BOX車ならではである。








【フィットのベストグレード】e:HEVホーム

タウンユース中心ならばガソリン車でもいいが、4名乗車での長距離用途までカバーするならe:HEV車を狙いたい。燃費で価格差回収は難しいが、走りのゆとりが見所。
【対抗】ソリオ/ヤリス/ノート
コンパクトカーに求められる
それぞれの要素に秀でたライバル
キャビン実用性に全振りという目線で選んだのがスーパーハイト系パッケージを登録車に持ち込んだソリオ。同様パッケージングのトールと入れ替えもあり。一方、ヤリスとノートはプレ&ポストファミリー向けの選択。ヤリスはスポーティカジュアルとでも言いたくなる内外装や走りの味わい、トップクラスの燃費が決め手。ノートは上質なドライブフィールを基本にしたプレミアム感に優れ、上級クラスからのダウンサイザーにオススメ。
SUZUKI ソリオ

TOYOTA ヤリス

NISSAN ノート


ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。