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更新日:2021.09.02 / 掲載日:2021.09.02
新型「アストラ」ドイツで世界初公開 6代目はPHEV導入 23年に電気自動車導入へ オペル

オペル 新型アストラ
オペルは現地時間の9月1日、6代目となる新型「アストラ」をドイツ・リュッセルスハイムにて世界初公開した。
新型「アストラ」はプラグインハイブリッドモデルを導入し、2021年10月より受注開始予定で、価格は22,465ユーロ(約292万円)から。
また、2023年には電気自動車モデルの「アストラ-e」を発売予定であることも併せて明らかにされた。
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ブランド初のプラグインハイブリッドに加えてガソリンモデル、ディーゼルモデルも用意 幅広いラインナップに

ワールドプレミアには、ブランドアンバサダーのユルゲン・クロップ氏(サッカー・リヴァプール監督、写真右から2番目)も参加した
今回のワールドプレミアは180人の現地メディア関係者に加え、ライブストリームでは約500人に及ぶメディア関係者が見守る中、盛大に開催。
会場には、今夏に新型アストラを試乗したというブランドアンバサダーで英プレミアリーグの名門・リヴァプール監督のユルゲン・クロップ氏も参加し、「(新型アストラのプラグインハイブリッド車は)静かであると同時にパワフルで、まるでスポーツカーのようなハンドリング。また、デザインも大胆で革新的、創造的です。よくやった、オペル!」と感激した様子で語った。
新型アストラは6代目で初導入となるプラグインハイブリッドモデルに加え、ガソリンモデルとディーゼルモデルをラインナップし、幅広いドライブトレインから好みのものを選択可能。
さらに、2023年には新型アストラの電気自動車モデル「アストラ-e」を発売予定であることも明らかにし、オペルCEOのUwe Hochgeschurtz氏は「新型アストラは、オペルのコンパクトクラスモデルの歴史にエキサイティングな新章を開きます。同一モデルでバッテリー駆動とプラグインハイブリッドの両方を提供するのは初めてのこと。新型アストラとアストラ-eが強烈な印象を与え、多くの新しいお客様を魅了することを確信しています」と述べた。
ダイナミックかつ先進的なデザイン インテリアもデジタル化
デザインはオペルブランド全体の方向性を示すもので、これまでにないダイナミックさを表すとともに、先進的な新ブランドフェイス「オペルバイザー」を備えた。
ヘッドライトにはIntelli-Lux LEDピクセルライトを採用、左右に168個のLEDを搭載し、未来的なデザインを強調する。
インテリアはデジタル化されたインターフェースと快適性を追求したシートにより、飛躍的な進化を遂げた。
現代的なグラフィックスを備えた新しいヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)を導入し、ドライバーはスマートフォンを操作するようにタッチスクリーンを使い、車両を直観的に操ることが可能に。
ドライバー席の前方にはヘッドアップディスプレイを搭載、半自動運転のインテリドライブ2.0アシスタンスシステムやインテリビジョン360度カメラなどのシステムと連携し、ドライブをサポートする。
いっぽうでエアコンなどの設定に使うスイッチ類をインパネ中央に配し、使いやすさを考慮したコックピットに仕立てた。
シートは、オペル社が独自開発したAGR認定の人間工学に基づいた模範的なデザインを採用し、長距離移動も苦にならない快適性を備える。
ダイナミックかつ落ち着いたハンドリング

新型アストラのボディサイズは全長4,374mm、全幅1,860mmで、前モデルに比べて4.0mm長くなったという。
また、ホイールベースは2,675mmで、前モデル比で13mm伸びた。
ラゲッジスペースも広く利用でき、後列シートをたたんだ状態で最大1,250Lのスペースを確保可能としている。
プラットフォームはPSAグループが開発したEMP2プラットフォームをベースとしており、フロントにマクファーソンストラット式サスペンション、リアにトーションバーを採用したシャシーのステアリングと横方向の剛性は、高いヨーコントロール(水平軸周りの動きの減衰)を実現するように設計。
ブレーキング時には強い制動力を発揮し、直線だけでなくカーブでも高い安定性を維持、ねじり剛性は旧型モデルと比べて14%向上させた。
新型アストラは今秋より欧州で受注開始、2022年初頭にはデリバリーを開始する予定となっている。
また、今回発表となった5ドアモデルに続いて、スポーツツアラーモデルも発表予定であることが明らかにされている。