車種別・最新情報
更新日:2021.07.14 / 掲載日:2021.07.14
オペル 新型「アストラ」欧州で発表 6代目は初のプラグインハイブリッド導入

オペル 新型アストラ
オペルは現地時間の7月13日、6代目となる新型アストラを発表した。
新型アストラはオペルのコンパクトクラスモデルとしては初となるプラグインハイブリッドが導入される。
同モデルは今秋より受注開始、最初の納車は来年初頭の予定としている。
アストラ初のプラグインハイブリッド車に加え、ガソリンモデル&ディーゼルモデルも用意

新型アストラは6代目にして初のプラグインハイブリッドモデルを導入する
新型アストラは、オペルのコンパクトクラスのモデルとしてはブランド史上初めてとなるプラグインハイブリッド車を設定、その出力は最大165kW(225ps)を実現する。
また、高効率のガソリンおよびディーゼルエンジンと、6速マニュアルトランスミッションおよび8速オートマチックトランスミッションを組み合わせたバージョンも用意され、多様なラインアップから好みのエンジンモデルを選択できる。
ガソリン車とディーゼル車の出力は、81kW(110ps)から96kW(130ps)になる。
新型アストラは第3世代のEMP2マルチエネルギー・アーキテクチャーをベースに、高速性能に重点を置き、ダイナミックなハンドリングを実現。
フロントにマクファーソンストラット式サスペンション、リアにトーションバーを採用したシャシーのステアリングと横方向の剛性は、高いヨーコントロールを実現するように設計され、ブレーキング時には強い制動力を発揮、直線だけでなくカーブでも高い安定性を維持。
ねじり剛性は、先代に比べて14%向上したとしている。
スポーティなイメージを前面に押し出したダイナミックなデザイン
オペル 新型アストラ 外観
Intelli-Lux LEDヘッドランプ
先代に比べて低めの外観になったという新型アストラのボディサイズは全長4374mm、全幅1860mm、ホイールベースは2675mmで、全長は先代比プラス4mmとしながら、ホイールベースは同プラス13mmとしている。
エクステリアはダイナミックなデザインで、オペルブランドの新たな顔として様々なモデルに採用されているオペルバイザーを採用、超薄型で168個のLED素子から成るIntelli-Lux LEDヘッドランプなどの装備を備え、先進的なビジュアルを形作る。
ボンネットの中央を走るラインとデイライトランニングランプの翼型グラフィックがフロントフェイスで交差し、その中心におごられたブリッツエンブレムも印象的だ。
オペルのデザイン担当者は「新型アストラは、デザインにおける私たちの新たな一歩を示したものになっています。大胆なバイザーフロントフェイス、力強い筋肉質のホイールアーチブリスター、切り立ったサーフェイスにより、非常にスポーティで自信に満ちた個性を持っています」とアストラのデザインについて語っている。
デジタル化にシフトしたパネルが先進的な魅力を放つインテリア


オペル 新型アストラ インテリア

10インチディスプレイ
インテリアは先進的な刷新が行われ、ピュアパネルを採用したメーターパネルは完全デジタル化。
現代的なグラフィックスを備えた新しいヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)により、ドライバーが必要な情報や便利な操作オプションは2つの10インチディスプレイを使って直感的に操作できるようになっている。
フロントガラスへの映り込みを防ぐシャッター状のレイヤーによってディスプレイを覆うフードが不要となり、ハイテクな雰囲気を高めたのも注目点だ。
いっぽうでエアコンなどには物理的なスイッチを配し、使いやすさへの配慮が感じられる。
フロントシートは自社開発のAGRシートを採用、長距離移動時の快適性を追求したものとなっているとともに、先代モデルよりも位置を12mm下げたことにより、よりスポーティなドライブ感が得られる仕様に。
オプションでベンチレーション、ドライバー用マッサージ、シートヒーターを備えたナッパ・レザー・トリムや、スタイリッシュなアルカンターラシートも選択可能となっている。
また、ヘッドアップディスプレイから半自動運転のインテリドライブ2.0アシスタンスシステム、インテリビジョン360度カメラなどを備え、最先端のアシスタンスシステムで運転そのものの快適性も向上させている。
全モデルに標準装備されるマルチメディアインフォテイメントシステムは音声操作も可能で、手持ちのスマートフォンと連携し、Apple CarPlayやAndroid Autoにワイヤレスで接続できる。