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更新日:2021.05.28 / 掲載日:2021.04.10
MAZDA CX-5の魅力大解剖

MAZDA CX-5 ラインナップ■2L直4【FF】【4WD】■2.5L直4【FF】【4WD】■2.5L直4ターボ【FF】【4WD】■2.2L直4ディーゼルターボ【FF】【4WD】
プレミアム感と「人馬一体」の走りを堪能できる、新生マツダの中核的存在
SUVの中核を成すミドルクラスにあるがカテゴリーの主コンセプトよりもマツダ車らしさを全面に出しているのが印象的である。まとめてしまえば「人馬一体」の走りや「魂動デザイン」の内外装となり、それらはプレミアム性やスポーティなキャラでアドバンテージをもたらしている。レジャーワゴンとしてのSUVの魅力を高める要素は薄いのだが、伝統的なクルマ趣味にこだわるユーザーには魅力的である。 また、多様なパワートレーンラインナップも見所だ。NAの2Lと2.5L、2.5Lターボ、2.2Lディーゼルターボの4タイプのエンジンを用意。2Lは2WD限定の普及仕様の感が強いが、他の3タイプはプレミアムSUV相応の性能を備えながら、それぞれの個性を演出している。 中でもディーゼルの存在は大きい。乗用車系プラットフォームを用いた国産SUVでディーゼルをランナップするのはマツダのみ。大トルクと燃料単価も含めた燃費のよさは高速長距離用途の多いユーザーには大きなメリット。長距離ツアラーとして魅力的である。
MAZDA CX-5

●価格:267万8500~414万1500円 ●発表年月(最新改良):’ 16年12月(’ 20年12月)
初代は新世代モデルの第一弾として全面にスカイアクティブを採用
エンジンだけでなく、トランスミッションやシャシーなどフルにスカイアクティブを搭載し登場した初代。2代目となる現行型も、販売台数を含めマツダを牽引する中心的存在の1台。

デザイン、質感など細部にまでこだわり造られているのが今のマツダ車の特徴。見た目だけでなく、乗員の姿勢など人間工学も徹底的に研究。
【魅力】魂動デザインを始め、マツダらしいプレミアムを味わえる


生命感をカタチにするという魂動デザインを採用、しっかりとした表情に流麗なプロポーションが特徴。ボディへの映り込みまで美しく見えるよう設計されている。マツダ3やCX-3、CX-30など、他のラインナップと比べれば、しっかりと使える広さを持つモデル。
荷室など普段使いには困らない使い勝手だが、「上級セダン」のような設えのため、細かなポケッテリアなどにはあまり期待できない。センターディスプレイが全車に標準装備となるなど、内外装デザインの統一感は素晴らしい物があるが、パーツを追加するなどの自分流にいじる楽しさはあまりないかも。
【魅力】4種ものエンジンを用意し、MTまであるラインナップ

●SKYACTIV-G 2.5T
ガソリンで3種類、ディーゼルには6MTも用意するなど選択肢の豊富さが魅力のひとつ。どれも「マツダらしさ」を味わえるので予算で選んでもいい。
●SKYACTIV-G 2.0
●SKYACTIV-G 2.5
【魅力】やはり大きな魅力は大トルクのディーゼルターボ

現行マツダ車の特徴のひとつが、このクリーンディーゼル。大トルクのディーゼルならではの、悠々とした走りを味わうことができる。
●SKYACTIV-DRIVE
オルガンペダル、ペダル自体の配置など運転のしやすさに注力しているのも特徴。
オルガンペダル、ペダル自体の配置など運転のしやすさに注力しているのも特徴。
MAZDA CX-5 主要諸元

MAZDA CX-5のおすすめグレード
XD スマートエディション・ 4WD(特別仕様車) ●価格:325万6000円
プレミアムさを味わいつつ実燃費も考えるとイチオシ

性能面のプレミアム性を求めるならターボかディーゼルが狙い目だが、燃費とのバランスを考えるならディーゼル。中でも買い得値付けの特別仕様車がオススメ。また、多様な特別仕様車が用意されているので、プレミアムな個性を求めるなら要チェックである。
●文:川島茂夫