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更新日:2021.05.27 / 掲載日:2021.04.08
TOYOTA RAV4の魅力大解剖

TOYOTA RAV4 ラインナップ■2L直4【FF】【4WD】■2.5L直4ハイブリッド【FF】【4WD】
日本市場でも復活を遂げた、世界中で愛されるミドルSUVの5代目
定番型SUVの代表的なモデル。多くのユーザーが抱くSUVのイメージ通りの走行性能やキャビンユーティリティを備える。アウトドア趣味のファミリー&レジャーの基準器といえる。ユーティリティについてはレジャー用途向けに要点を押さえた堅実な設計だが、オン&オフロードでの柔軟性の高い走行性能は見所である。本格オフローダーほどの悪路耐久性はないにしても、厳しいクロカン走行にも対応できる。 パワートレーンは2タイプだが、全グレードに4WDを設定。2WDはベーシックグレードのXにしか設定されない。しかも4WDは3タイプ設定され、ガソリン車の上位グレードには悪路踏破性を強化した新型4WD機構を採用。いずれも悪路向けの駆動制御機能が付与されている。付け加えるならオンロードでの操安性や乗り心地とのバランスも良好である。 また、上級設定のハイブリッド車に多くの魅力が集中するのではなく、悪路走行を前提にするなら前記の新4WD機構採用モデルが上位モデル。ガソリン車の性能が充実しているのも好感が持てる。
TOYOTA RAV4

●価格:274万3000~402万9000円 ●発表年月(最新改良):’19年4月(’20年8月)
タフでワイルドなデザインが特徴。使い勝手もバッチリだ
世界戦略車となっていったこともあり、より都市型SUVだった初代から、徐々に大型化。見晴らしの良さなど運転しやすい設計がなされ、車両感覚はつかみやすいほうだ。

インテリアも、スペシャリティクロスオーバーのような「上質」というよりはタフさと遊び心を加えた、まさに「SUV」らしいもの。実際の使い勝手も良い、ミドルSUVの基準器。
【魅力】ファミリー&レジャーユースにぴったりな使い勝手

ラインナップは2列仕様のみ。リヤシートを使用した状態でも、ラゲッジルームの奥行きは1015mmと、かなりの広さ。デッキボードは段を変更でき、下段にすると580Lもの容量に。ゴルフバッグは4個積載可能だ。リヤシートを倒せば、奥行きは1880mmに拡大。アウトドアでの活躍も間違いなし。

ラゲッジには家庭用と同じAC100Vのコンセントを1つ搭載。ハイブリッド車なら1500W、ガソリン車なら100Wまで。2段デッキボードは全車に標準装備。トヨタとして国内で初めて、足先を出し入れしてバックドアの開閉ができるハンズフリーパワーバックドアを採用。
【魅力】オンロードはもちろん、厳しいクロカン走行にも対応できる


試乗会ではクロカンコースも体験。本格クロカンモデルでなければとても進もうと思わないような悪路も、楽々と走行できた。
【魅力】4WD機能を始め、ガソリン車の性能が充実している

状況に応じ、前後トルク配分のほか後輪トルクを左右独立制御、4駆が不要の時には前後で動力伝達を切断する世界初の4WDシステムを採用。
路面状況に合った性能を引き出せるよう、3モードのマルチテレインセレクトも採用。こうした4WD系機能が、ガソリン車で充実しているのがRAV4の大きな魅力だ。
TOYOTA RAV4 主要諸元

TOYOTA RAV4のおすすめグレード
アドベンチャー オフロード パッケージ・4WD(特別仕様車) ●価格:346万円
最低地上高もアップされた特別仕様車が狙い目!

先進感やプレミアム感を求めるならハイブリッド車もいいが、SUVとしての実やコスパを重視するなら新4WD機構採用のガソリン車。外観の雰囲気により強いSUVらしさを求めるならアドベンチャーをベースにした特別仕様車がとても魅力的だ。
●文:川島茂夫