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更新日:2018.11.20 / 掲載日:2018.05.29

最速のオープンモデル登場! 新型ランボルギーニウラカン・ペルフォマンテ・スパイダー

ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォマンテ・スパイダー

文●ユニット・コンパス 写真●川崎泰輝

 スーパースポーツカーの代名詞であるランボルギーニから、また魅力的なモデルが登場した。もっとも辛口、それでありながらオープンエアドライブを楽しめるという、まさにドリームカーだ。
 2018年5月28日、ランボルギーニ日本は、最高峰のパフォーマンスでオープンエアーの醍醐味を味わえる新型ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォマンテ・スパイダーを日本国内に導入。車体価格は3846万2614円で、国内最初のユーザーへは6月以降の納車を予定している。

最強モデルのパフォーマンスはそのままにオープン化

 「パフォーマンス」という意味のイタリア語を与えられたウラカン・ペルフォマンテは、強化されたエンジンを計量化したシャシーに搭載するシリーズ最強モデル。その速さはサーキットのラップタイムでも証明されており、2016年10月には、かのニュルブルクリンク北コースで6分52秒51という量産車世界最速記録を樹立(当時)している。
 その類稀なるパフォーマンスをそのままに、コンバーチブルモデルの高揚感、わくわくを味わえるのがランボルギーニ・ウラカン・ペルフォマンテ・スパイダーというわけだ。

最高出力は640馬力、最高速度は325km/h

 パワートレーンにはクーペと同一の640馬力の5.2LのV10エンジンを搭載し、4WDで駆動。さらに、通常のオープンモデルは剛性強化のためにクーペモデルよりも車重が重く、パフォーマンスも低下するところ、ペルフォマンテ・スパイダーでは短粉末化したカーボン繊維を樹脂に浸透させる「フォージドコンポジット」技術を採用することによって部品を軽量化。これによって、乾燥重量はベースモデルに比べて35kg軽量な1507kgに抑えられており、0-100km/h加速は3.1秒、最高速度は325km/hでクーペモデルと肩を並べる。
 もちろん、クーペモデルに採用されていた可変エアロダイナミクス機能「ALSシステム」やサスペンションやステアリング特性をコントロールする「ANIMA」も、スパイダー専用の改良を加えて採用。サーキットでも公道でも、最高のパフォーマンスとエモーションを提供する。 
 また、ルーフトップは50km/hまで開閉可能で、必要な時間はわずか17秒。さらにリヤウインドウも開閉可能で、閉じた場合にはウインドディフレクターとしても機能する。

好調を続けるランボルギーニ

 革新的な技術によって二律背反する価値を両立させた新型ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォマンテ・スパイダー。その背景には、好調な販売状況を追い風に、積極的に最新技術に投資を続ける攻めの姿勢がある。
 なにしろ、2010年の時点で世界で年間1302台だったランボルギーニの販売台数は、年々右肩上がりで拡大を続け、2017年には3815台と過去最高を記録。ここへさらにSUVのウルスが加えることで、一気に飛躍を目指すというのがランボルギーニのシナリオだ。

 ランボルギーニの好調は遠い世界の話ではない。
 プレゼンテーションに登壇したアウトモビリ・ランボルギーニ日本及び韓国のセールス、マーケティング、アフターセールス・オペレーションの責任者を務めるフェランチェスコ・クレシ氏は、「2017年の販売実績では、日本は411台と、1位の米国(1095台)に続く世界2位の大きな市場となっており、非常に重要な市場と認識している」と語った。

プレゼンを行ったフェランチェスコ・クレシ氏(右)、アジア地域チーフ・エグゼクティブ・オフィサー マッテオ・オルテンツィ氏(中央)、そしてゲストのジョルジオ・スタラーチェ イタリア駐日大使(左)

 その例として紹介されたのが、ブランド体験施設「ランボルギーニ・ラウンジ」の東京での実施(5月26日、27日に実施)。これは、「もしもランボルギーニのアパートがあったら」というコンセプトのもと、インテリア空間をプロデュースしたもので、これまでニューヨーク、ロサンゼルス、メルボルンで開催されてきた。会場内はリラックスできる空間で、ミズノやリーヴァ、ヘッタブレッツといったブランドとコラボレーションしたアイテムがラウンジを彩ったという。
 また、5月25日にはランボルギーニ初の女性役員であるカティア・バッシ女史が来日してホスト役を務め、各分野で活躍している女性たちと意見交換会「Female Advisory Board(FAB)」を実施するなど、ランボルギーニの世界観を広め、ブランドイメージを高めるための施策にも力を入れている。

アヴェンタドール S スパイダー

ウラカン・ペルフォマンテ・スパイダー(7速AT・LDF)
全長×全幅×全高 4506×1924×1180mm
ホイールベース 2620mm
トレッド前/後 1668/1620mm
車両重量 1507kg
エンジン V型10気筒DOHC
総排気量 5204cc
最高出力 640ps/8000rpm
最大トルク 61.2kgm/6500rpm
サスペンション前後 ダブルウィッシュボーン
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前後 245/30R20・305/30R20

販売価格 3846万2614円(全グレード)


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グーネットマガジン編集部

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