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更新日:2026.07.07 / 掲載日:2026.07.07

《新型キックス・ベストバイ》グレード選びのポイント

●文:川島 茂夫

※本記事の内容は月刊自家用車2026年8月号制作時点(2026年6月中旬)のものです。

プレミアムか、実質本位か。4つのグレードの魅力とは?

予算や好みで選べる4つの新たなグレード
 従来型キックスのグレード展開は、FWD/4WDそれぞれにXとXツートーンインテリアエディションを用意していた。もっともこの2グレードにはシートヒーターの有無といった差異はあるものの、装備機能面を見れば実質的には1グレード構成に等しかった。
 新型の標準グレードのXを基準に新旧モデルで比べると、その価格差は約18万円。安全&運転支援装備設定が若干異なるものの、標準装着される機能装備に大差はない。ただ、従来型はオプションによる拡張性が低く、キャラクターとしては新型のXシンプルパッケージに近い設定といえる。ちなみにXシンプルパッケージは、装備面で劣るものの、価格は従来型よりも約9万円安く抑えられている。つまり新型と従来型のコストパフォーマンスに大きな変化はないといっていい。
 新型のグレード展開は、標準設定のXを中心に、装備簡略型のXシンプルパッケージ、グレードアップ仕様のX+(プラス)、そして最上級グレードのGという4グレード構成となり、予算や好みに合わせた選択がしやすくなっている。
 ベーシック仕様のXシンプルパッケージであってもプロパイロットを標準装着しており、コスパを最優先するユーザーには中々魅力的だ。しかし、安全&運転支援系で言えば俯瞰全周表示モニターやBSI(後側方衝突防止支援システム)といった便利で安心な装備が簡略化され、しかもこれらはオプションでの選択もできない。あくまで実質本位に割り切れるユーザー向けのグレードになっている。
 ひとつ上のXにステップアップすると、標準装備レベルこそXシンプルパッケージと大差ないのだが、安全&運転支援装備や車体周辺モニター関連、パワーテールゲートやインフォテイメントシステムなど、上級装備のほとんどがオプションとして設定することが可能になる。Xの価格はXシンプルパッケージの約26万円高。オプションを選択しない状態では、Xシンプルパッケージと比較してコスパが低めに見えてしまう。だからといってフルオプションでまとめようとすると、それらの多くの装備をあらかじめ標準装着しているX+のほうが結果的に割安になる仕組みだ。Xは必要なオプションだけを厳選し、自分の必要用途における投資効果を最大限に引き上げるための仕様。クルマやその使い勝手に対するユーザー自身の理解度を試されるタイプとも言える。
 X+はXの約29万円高となる。この価格差でありながら、インフォテイメントシステムなどが標準装着される。ここまで装備が充実するとオーラの上位モデル感が強くなり、プレミアム性のあるコンパクトSUVを求めてキックスを指名買いするユーザーにとっては、このXプラスこそが実質的な標準グレードと考えてもいいくらいだ。
 さらに上質なプレミアム性を求めるならば最上級のGが控える。全周俯瞰表示モニターやBSIなどの安全&運転支援装備、12・3インチディスプレイを採用したインフォテイメントシステム、パワーシートなどが漏れなく標準装着されている。一部の設定を除いてX+との装備差の多くはオプションで埋めることができるのだが、Gでしか選べない専用装備として、パワーシートと共にプレミアム性の要となるオーディオシステムが用意される。オプションでボーズ(BOSE)のプレミアムサウンドシステムが選択可能となっており、内外装のグレードアップとともにGのプレミアム感を格段に高める象徴的なアイテムのひとつだ。

進化した電動4WD。オンロード派も選ぶ価値あり
 キックスの車種選びにおいて、最も悩ましいのが駆動方式の選択だろう。アウトドア趣味を持つ人や降雪地域に住むユーザーを除けば、一般的にコンパクトクラスでの4WD選択は、非経済的な選択と捉えられがちだ。しかし、従来型キックスのキャラクターを振り返れば、オンロードでの走りについても4WD車はFWD車より遥かに良質であった。専用のサスペンションチューニングや、積極的な駆動力制御を行う4WDシステムが効果を発揮していたためだ。
 それが新型では、そのシステムはe-4ORCEへとグレードアップを遂げている。FWDと4WDの価格差は、従来型の26万円強から34万円弱へと拡大しているのだが、ハードウェアの緻密な構成やe-4ORCEへの進化度合いを考慮するならば、十分に納得のいく価格設定といえる。
 全体の装備の設定をじっくり見ていると、XとXシンプルパッケージは、どこかレスオプションモデル(装備省略仕様)的な印象を強く受ける。キックスというモデルが持つ本来のコンセプトや、最大のセールスポイントに沿って選ぶのであれば、X+かGを選ぶのが無難だ。走りの質感やプレミアム性にこだわるユーザーであれば、たとえ街乗り中心のオンロード派であっても、進化した4WD車の選択を強くオススメしたい。

ベストバイはこれだ!

Xシンプルパッケージ/X e-4ORCE シンプルパッケージ

299万9700円/334万9500円
Xシンプルパッケージは、300万円を切る価格設定の最廉価の装備簡略型グレード。Xと同様にプロパイロットは標準装着されるが、俯瞰全周表示モニターやBSI(後側方衝突防止支援)といった便利な安全・運転支援装備が省略され、オプションでも選ぶことができない。

X/X e-4ORCE

325万9300円/359万9200円

豊富なオプション設定によって乗り手のライフスタイルに合わせられる標準グレード。装備内容はXシンプルパッケージと大差ないが、上級グレードが備える安全装備や大画面ナビ、パワーテールゲートといった先進機能の大半をオプションとして追加拡張できる。

X+/X+ e-4ORCE

389万400円/424万8200円

新型の目玉装備を詰め込んだフラッグシップ仕様。X+で網羅された充実装備に加え、全周俯瞰表示モニターやBSI(後側方衝突防止支援)、パワーシートなども標準装着される。また、ボーズプレミアムサウンドシステムを唯一OP装着できるグレードになる。

G/G e-4ORCE

389万400円/424万8200円

新型の目玉装備を詰め込んだフラッグシップ仕様。X+で網羅された充実装備に加え、全周俯瞰表示モニターやBSI(後側方衝突防止支援)、パワーシートなども標準装着される。また、ボーズプレミアムサウンドシステムを唯一OP装着できるグレードになる。

新型キックス グレード別装備比較

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  • 支払総額:178.3万円
  • 車両本体価格:169.8万円
  • 車種 : キックス
  • 年式 : 2021年
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  • 車検: 車検整備付
  • 支払総額:177.9万円
  • 車両本体価格:166.1万円
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  • 年式 : 2020年
  • 走行距離 : 5.9万km
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  • 車両本体価格:199.7万円
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  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 4.4万km
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  • 車両本体価格:184.9万円
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  • 年式 : 2021年
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  • 車検: なし
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  • 走行距離 : 5.9万km
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  • 車種 : キックス
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  • 走行距離 : 1.3万km
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  • 車種 : キックス
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 4.1万km
  • 車検: 検8.12
  • 支払総額:272.5万円
  • 車両本体価格:259.6万円
  • 車種 : キックス
  • 年式 : 2025年
  • 走行距離 : 0.3万km
  • 車検: 検10.1
  • 支払総額:159.8万円
  • 車両本体価格:150万円
  • 車種 : キックス
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 4.8万km
  • 車検: 車検整備付
  • 支払総額:272.6万円
  • 車両本体価格:259.6万円
  • 車種 : キックス
  • 年式 : 2025年
  • 走行距離 : 0.4万km
  • 車検: 検10.2
  • 支払総額:201.9万円
  • 車両本体価格:190.3万円
  • 車種 : キックス
  • 年式 : 2022年
  • 走行距離 : 1.9万km
  • 車検: 検9.12
  • 支払総額:168.4万円
  • 車両本体価格:154万円
  • 車種 : キックス
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 5.2万km
  • 車検: 車検整備付
  • 支払総額:190.8万円
  • 車両本体価格:179.3万円
  • 車種 : キックス
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 0.8万km
  • 車検: 検10.5
  • 支払総額:182.4万円
  • 車両本体価格:172.5万円
  • 車種 : キックス
  • 年式 : 2021年
  • 走行距離 : 2.1万km
  • 車検: 車検整備付
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  • 車種 : キックス
  • 年式 : 2020年
  • 走行距離 : 1.7万km
  • 車検: 車検整備付
  • 支払総額:199.9万円
  • 車両本体価格:188.1万円
  • 車種 : キックス
  • 年式 : 2020年
  • 走行距離 : 2.8万km
  • 車検: 検9.10
  • 支払総額:155.8万円
  • 車両本体価格:147.7万円
  • 車種 : キックス
  • 年式 : 2020年
  • 走行距離 : 3.2万km
  • 車検: 検9.10
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ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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