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更新日:2026.07.05 / 掲載日:2026.07.05
《レクサス新型ES》最新電動セダンが日本上陸
保守的なセダンと完全決別! レクサスの最新電動セダンが国内上陸

長年、レクサスを支えてきた世界戦略車「ES」の最新モデルが国内デビュー。8代目となる新型は、HEV&BEVにラインナップを絞り込むことで、次世代の電動化戦略を牽引する「走るショーケース」としての役割も担う。レクサスの最新技術が注がれた実力ぶりをチェックしてみよう。
●文:横田晃
※本記事の内容は月刊自家用車2026年8月号制作時点(2025年6月中旬)のものです。
LEXUS 新型ES

80以上の国が認めた最新世界戦略車が国内へ
レクサスESと聞いて、歴代モデルの姿が即座に思い出せる人は、それほど多くはないかもしれない。’89年に北米でレクサスブランドがローンチした当初から設定されていた古株だが、同時にデビューした旗艦のLSや、V8を積む超高性能車も用意されたFRスポーツセダンのISと比べると、日本での存在感は正直薄かった。
レクサスブランドのセダンでは唯一のFF車となるESは、当初広い室内のプレミアム実用車という位置づけであり、レクサスの入門車として、手ごろな価格も武器だった。初代は日本国内ではカムリプロミネント、2〜4代目はウィンダムとして売られていた。
レクサスブランドの日本国内展開翌年の、’06年に登場した5代目からは日本では販売されなかったから、国内での認知度はさらに薄れてしまった。ふたたび生まれ故郷でも売られるようになったのは、’18年登場の7代目から。ただその間に、ESは80以上の国や地域で販売されて、レクサスブランドのベースラインをしっかりと支える、基幹モデルへと成長していたのだ。
今回発売された8代目となる新型も、’25年春に上海でワールドプレミアされ、この春の中国を皮切りに、海外市場での導入が先行していた。国内導入はさらっと店頭に並んだ印象だが、その中身はかなり力が入っている。
純ガソリン車なし。電動化へ舵切る
全長5ⅿを越えた新型ESは、ただの大型実用セダンではなく、レクサスの次世代電動車ラインナップの先陣を切るモデルと位置づけられ、パッケージから走りに装備まで、最先端技術が惜しげもなく投入されているのだ。
パワートレーンは2.5ℓの4気筒エンジン+モーターのHEVと、最大で670㎞の航続距離を実現させたBEVの2タイプ。最近はICEと呼ぶ純ガソリン車は、国内向けには設定されない。
パワートレーンごとに駆動方式のキャラクターは分かれており、HEVはシステム最高出力248PSでFWDとAWDが選べるES350hをラインナップする。BEVはFWDが224PSのES350e、前後にモーターを備えるAWDはシステム最高出力342PSのES500eというラインアップとなる。
プラットフォームは、すでにトヨタの大型FF車に採用されているGA-Kがベースだが、ES専用に大幅なチューニングがなされている。
HEVとBEVのどちらも搭載できる構造に加えて、クルマの基本となる剛性を徹底的に強化されている。音振性能はもちろんのこと、ドライバーの意志に忠実に応えるハンドリングと上質な乗り心地のすべてを、高レベルに両立させている。
なかでも注目したいのはリヤサスまわりで、シリーズ初となるマルチリンクを採用したうえに、車速に応じて後輪を同相/逆相に最大4度操舵して、低速での取り回しと高速での安定性を両立させるダイナミックリヤステアリング(DRS)まで装備している。
BEVは床下にバッテリーを積む構造上、全高は1560㎜(HEVは1555㎜)とセダンとしては高いが、独立したトランクを備えながらファストバックのフォルムはスポーティな雰囲気でいっぱい。
手をかざすと浮かぶ世界初の新スイッチを採用
内装のしつらえはもちろん精緻なレクサスクオリティ。そして各種のインターフェイスも最新モデルらしい新味がふんだんに取り入れられている。
その象徴というべき機能が、世界初のレスポンシブヒドゥンスイッチだ。空調などのスイッチ類は内装表皮に完全に埋め込まれ、ふだんは見えないが、手をかざすと表示が浮き上がり、しっかり操作感のある物理スイッチとして機能するというものになる。ほかにも昼間はバンブー(竹)のパネルが、夜は全面が柔らかく発光するバンブーレイヤリングも、新感覚の快適性を表現する機能になる。
新型ESは、これからのレクサスが歩む電動化の未来をすべて詰め込んだ、文字通りの「走るショーケース」として、最高にエキサイティングな姿で日本の道へと帰ってきた。保守的なセダンの枠組みを飛び越えた選択肢として、日本のラグジュアリー市場に新たな嵐を巻き起こしそうだ。











新型レクサスES グレード&価格
