車種別・最新情報
更新日:2025.03.28 / 掲載日:2025.03.28
ランクル、トライトン、ラングラー etc. 新世代クロカン最新事情
新世代オフローダー、その最新事情
時代遅れと言われていたのも昔の話。最新設計が与えられたクロカン4WD車は、いまでも大変な人気を集めている。ここではいま国内で狙える人気モデルを中心にピックアップしてみたぞ。
TOYOTA ランドクルーザー250

新世代ランクルの中核モデル。悪路性能もトップ級
オフローダーの頂点に位置するランクル300から発展したモデルで、トヨタ4WDの体系としてはプラドの後継モデルとなる。プラドは200系より一回りコンパクトな車体サイズだったが、250は300と大きく変わらない。シャシー周りは寸法上は300と共通だが、300よりエンジンを1クラスサイズダウンするため100kg以上軽量化された専用設計となっている。装備やオフロード用機能も300から多少簡略化されたが、トルセンLSDをセンターデフに用いた4WD機構を備えるなど、悪路踏破性とオンロード性能を高水準で両立している。


MITSUBISHI トライトン

本格メカニズムを搭載した、パジェロの実質後継モデル
パジェロでクロカン車ブームを牽引してきた、ミツビシの現在の主力オフローダー。外観を見れば一目瞭然だが、小型トラックとして開発されている。小型トラックとオフローダーは、シャシー設計では姉妹的な関係にあり、トライトンはサスチューニングも含めてオフローダー(乗用車)に寄せた設計が用いられる。装備面ではACCやディスプレイオーディオなどを標準装着。内装は後席周りまで上級感あるデザインを施し、充実した快適装備もあって乗用車然としたモデルに仕上がっている。そういった点ではパジェロの実質的な後継車と考えてもいい。


TOYOTA ランドクルーザー70

佳き時代の系譜に連なるジープ直系スパルタン4WD
一昔前はクロカン車の代名詞でもあったジープの最上位にしてジープの正統な後継車とも言えるのがラングラーだ。ジープの象徴とも言えるラジエターグリルなど、伝統を感じさせるスタイルは昨今のSUVとは違った存在感を生み出している。ただ、ラダーフレームとリジッドアクスル式の前後サスや、ハード&タフネスを求めるオフロード走行を最優先としたシャシーを採用するなど、外観や内装デザインだけでなく、職人の道具的な実質本意の設計も健在だ。着脱式ルーフの採用で最近のSUVでは味わえないオープンエアの開放感も見どころのひとつになる。
JEEP ラングラー アンリミテッド

佳き時代の系譜に連なるジープ直系スパルタン4WD
一昔前はクロカン車の代名詞でもあったジープの最上位にしてジープの正統な後継車とも言えるのがラングラーだ。ジープの象徴とも言えるラジエターグリルなど、伝統を感じさせるスタイルは昨今のSUVとは違った存在感を生み出している。ただ、ラダーフレームとリジッドアクスル式の前後サスや、ハード&タフネスを求めるオフロード走行を最優先としたシャシーを採用するなど、外観や内装デザインだけでなく、職人の道具的な実質本意の設計も健在だ。着脱式ルーフの採用で最近のSUVでは味わえないオープンエアの開放感も見どころのひとつになる。
LAND ROVER ディフェンダー90

ランドローバーで最も硬派なクロカンモデル
ランクルと並ぶオフローダーの世界的な大看板ブランドとなるランドローバー。日本には現在3モデルが導入されているが、その中でも最もオフロード志向が強いのがディフェンダーだ。ディフェンダーには全長/ホイールベースの異なる3タイプのモデルが設定され、「90」は最もコンパクトな3ドア仕様になる。ショートボディ&ホイールベースによる軽量化も合わせて、シリーズでも踏破性に優れている。シャシーは乗用車型に近いが、耐久性などはヘビーデューティを重視した設計。コイルサス仕様とエアサス仕様があり、エアサスでは約30cmの最低地上高も選択可能だ。
JEEP レネゲード

ジープの入門モデル。BEV車も選択可能
ジープファミリーの末っ子モデル。全長4.1mとタウンカーとしても通用する、扱いやすいサイズ感も売りとしている。FF乗用車型プラットフォームから開発されたこともあって、他のジープモデルほど悪路性能を追求するタイプではないが、遊び心を感じさせるモダンなキャビンもあって、日本でもなかなかの人気を集めている。現在は1.3ℓガソリン車と、電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド車をラインナップしている。特にプラグインハイブリッド車はEV走行レンジは52kmを実現するなど、BEV的な運用も可能だ。

ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。