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更新日:2018.11.25 / 掲載日:2007.12.21
ホンダ ステップワゴン 新車紹介(2007年12月)
ホンダ ステップワゴン 新車紹介
紹介
発表/2007年11月1日
文:竹岡圭 写真:柳田由人
■スポーティさだけでなく日常の乗りやすさも体感できる進化
■ドライビング/ユーティリティ
とはいえ、じつは2.4Lエンジンのパワートレインは先代からほぼ変わっていない。しかし、FFモデルにはパドルシフトが装着されたりして、走り好きのお父さんの心をくすぐってくれそうだ。というのも、スパーダの特徴は期待にこたえる足まわり。ステップワゴンの持ち味であるフラット感を、より強調するような足まわりへと変更されているのだ。具体的にはフロントのスタビライザーを1サイズ太くし、バネレートは1ランク下げて柔らかくすることで、乗り心地とハンドリングのバランスがはかられた。また、ショックアブソーバーはフロント/リヤともに縮み側の減衰力を上げることで、よりロールを抑えたフラット感を得ている。
こうなると、もちろんワインディングでのしっかり感や高速での安定感が増すワケだが、じつは日常生活の舞台となる街なかでも体感できるポイントがある。それはブレーキングだ。姿勢変化が少なくなったために、信号待ちなどで止まる際もノーズダイブが抑えられ、同乗者への過剰な気遣いをすることなく安心してブレーキが踏み込めるようになった。ちなみにこの足まわりは2Lのスパーダも同じものが採用されている。また2LモデルはEGRを追加して燃費を向上させているのがポイント(FFのみ)。10・15モード燃費で12.6km/Lはやはりウレシイ数字だ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
スパーダは本革巻きステアリングにシックな色合いになったメタル調パネルが採用された、クールブラック内装となる。オプションのフローリングフロアも濃い色のものが用意されている。意外と大人っぽい上品なイイ雰囲気。
両側アームレスト、チップアップ&スライド機構付きキャプテンシートという選択肢が用意されたのも今回のポイント。3列目へのウォークスルーもラクに。
私の手でもラクに届くベストな位置にはあるものの、パドル自体はサイズが小さめ。タッチは軽いが、欲を言えばもう少しストローク感がほしいところ。
■インテリア/エクステリア写真[2]
中間加速のゆとり感がありながら、街なかでのストップ&ゴーでは飛び出し感もなく、非常に扱いやすくまとまっている。また2Lモデルは燃費向上のほか、平成22年燃費基準+20%も達成。
スパーダ専用の16インチアルミホイールを装着。タイヤは205/60R16を履く。スパーダ専用チューニングサスペンションと併せ、よりパワフルな走りを実現。
エアロのほかにグリルもクローム部分が増やされ、色味もダーク調に。タテ型のフォグランプも標準装備で装着されている。ディスチャージ式ヘッドライトは形状は同じだが、サブリフレクター部分の色を黒くし、より精悍さをアピール。
ステップワゴン・スパーダ24SZi(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 4660×1695×1770mm |
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ホイールベース | 2855mm |
トレッド前/後 | 1470/1460mm |
車両重量 | 1600kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 2354cc |
最高出力 | 162ps/5700rpm |
最大トルク | 22.2kg m/4000rpm |
10・15モード燃費 | 12.2km/L |
サスペンション前/後 | ストラット/トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 205/60R16 |
全国メーカー希望小売り価格
ステップワゴン | 200万5500~283万8000円 |
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ステップワゴン・スパーダ | 241万5000~341万2500円 |