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更新日:2025.01.31 / 掲載日:2025.01.31
《2025ベストモデルガイド》ロッキー
国産9ブランドの狙い目はコレだ!
今回の企画では新車購入を強力サポート! 国産各ブランドの強みや魅力を解説しつつ、狙い目モデルをピックアップ。さらに各車のおすすめグレードも紹介する。どのモデルのどのグレードが“買い”なのか、購入計画の参考にしていただければ幸いだ。
●文:横田 晃/渡辺陽一郎
DAIHATSU ブランド解説
長い歴史を持つ自動車メーカー。来年は復権の年になりそう
ダイハツは国産エンジンの製造を目的に1907年に設立され、1930年には三輪自動車を製造していたという、自動車メーカーとしては長い歴史を持つ。2016年にトヨタの完全子会社となり、現在はトヨタの軽自動車と小型車の開発と製造を担う部門でもある。海外ではインドネシアなどに拠点を置き、現地では国民車として親しまれる。
2023年に発覚した不正事件によって、残念ながらトヨタ車をふくむ広範囲な生産・出荷停止に追い込まれてしまったが、2024年春から順次操業を再スタートさせ、テレビCMもようやく復活してきた。懸案だった納期の遅れも年明けにかけて解消していく見込みだ。
過去にはコンパーノスパイダーのようなスポーツカーも手掛け、量産車初の3気筒エンジンを積むシャレードなどの意欲的な技術にも挑んだが、最近のラインナップは堅実で使いやすい実用車が中心。希少な軽スポーツカー、コペンの後継車にも期待したい。

DAIHATSUの狙い目!>>>ロッキー

コスパに優れるコンパクトSUV。ハイブリッドも選択可能
全長が4m以下のコンパクトSUV。全幅も1695mmと5ナンバーサイズに収まる。5ドアボディで5ナンバーサイズのSUVは、ロッキーと姉妹車のライズ&レックス、スズキのクロスビー程度だ。ロッキーは視界も良く、最小回転半径も4.9mと運転しやすいことが人気の理由。それでいて後席も相応の空間が確保されており、大人4名の乗車も苦にしないことも美点だ。パワーユニットは、1.2ℓのNA、1.2ℓのハイブリッド、1ℓターボの3タイプを選べる。


BEST OF BEST《おすすめグレード》
X(FF) ●価格:191万700円
ハイブリッド車とNAエンジン車の価格差は、おおよそ29万円ほど。一般的なハイブリッド車だと35〜60万円ほど高くなるので、ロッキーのケースでは割安ともいえる。ただ、ハイブリッド車の燃費向上率は35%ほどと、燃費面での恩恵は少なめ。これなら安価なNA車の方が魅力的。Xの2WD車をオススメしたい。