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更新日:2018.10.18 / 掲載日:2011.06.10
トヨタ プリウスα 新車紹介
トヨタ プリウスα(2011年~)新車紹介
試乗
【新型車】
発表・発売/2011年5月13日
トヨタ/0800-700-7700
■エコとユーテリティを両立するプリウスベースのミニバン&ワゴン
今年1月のデトロイトショーではラゲッジルームを拡大したプリウスvが、3月のジュネーブショーでは3列シートのプリウス・プラスが登場。発売が期待されていたプリウスのユーティリティモデルが、ついにデビューした。価格は、5人乗りではプリウスより+30~35万円、7人乗りは+55万円からとなっている。
■ドライビング/ユーティリティ
プラットフォームはプリウスの発展タイプで、ホイールベースは70mm延長。ボディサイズも全長が+155mm、全幅が+30mm、全高が+85mmと、プリウスに対してひとまわり大きくなっている。北米では5人乗りワゴン、欧州では7人乗りミニバンとして発表されているが、日本ではこの両方がラインアップされる。
パワーユニットはプリウスと同じ1.8Lエンジン+交流モーターの組み合わせ。最高出力や最大トルクの数値までいっしょだ。これに対し、車重は100kg以上重くなっているが、10・15モード燃費は31.0km/Lをキープ。これはワゴン、ミニバンの両ジャンルにおいて、ナンバーワンのスペックとなっている。
また、5人乗りと7人乗ではシートの数だけではなく、駆動用バッテリーの種類というハイブリッドカーにとって決定的な違いがある。5人乗りモデルは従来同様のニッケル水素電池を採用しているが、7人乗りモデルはシートを装着するスペースを確保するために、ニッケル水素よりもエネルギー密度、出力密度ともに高いリチウムイオン電池を採用している。同じGグレードでも、5人乗りと7人乗りで20万円もの価格差があるのは、バッテリーのコストも含まれているからだ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
センターコンソールなどのデ ザインは、プリウスよりもスタンダードな印象。インテリアのファブリック素材は、グレードごとに違うものが用いられる。
前席の間には大きなひじ掛けがあるが、7人乗りでは、じつはこのなかにリチウムイオンバッテリーが搭載されている。
ツインサンルーフが装着されるのは、7人乗りのスカイライトパッケージのみ。ガラスではなくポリカーボネイト製。
■インテリア/エクステリア写真[2]
7人乗りモデルのサードシートは左右5対5の分割可倒式。サードシートをたためば、ワゴン並みのラゲッジが確保できる。
パワートレインはプリウスと同じで、1.8L直4エンジンとモーターの組み合わせ。もちろんEVモードも用意されている。
車内空間を確保するため、ボディはプリウスよりひとまわり拡大。増えた車重に対応するためか、グレードによってはタイヤも若干サイズアップしている。
プリウスα Gツーリングセレクション スカイライトパッケージ7人乗り(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 4615×1775×1575mm |
---|---|
ホイールベース | 2780mm |
トレッド前/後 | 1540/1545mm |
エンジン | 直4DOHC+モーター |
総排気量 | 1797cc |
エンジン最高出力 | 99ps/5200rpm |
エンジン最大トルク | 14.5kg m/4000rpm |
モーター最高出力 | 82ps |
モーター最大トルク | 21.1kg m |
10・15モード燃費 | 31.0km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 215/50R17 |
バリエーション&価格
S(5人乗り) | 250万円 |
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Sツーリングセレクション(5人乗り) | 280万円 |
G(5人乗り) | 280万円 |
Gツーリングセレクション(5人乗り) | 300万円 |
G(7人乗り) | 300万円 |
Gツーリングセレクション スカイライトパッケージ(7人乗り) | 330万5000円 |
※価格は全国メーカー希望小売り価格