車種別・最新情報
更新日:2024.12.23 / 掲載日:2024.12.23
2025最新版《ノア&ヴォクシー》ズバリ! “買い”のポイント
人気モデル『“買い”の決め手はコレでした!』魅力掘り下げ大研究
月刊自家用車のレギュラー執筆者が国産人気モデルの魅力をあぶり出し、ズバリ解説! その“買い”のポイントはあなたに“刺さる”のか。クルマ選びの際は本企画を参考にしっかり吟味していただければ幸いだ。
●文:川島茂夫/渡辺陽一郎
TOYOTA ノア/ヴォクシー(SUZUKI ランディ)【ミニバン】

実用機能と装備の充実で
ファミリーユーザーの心を鷲掴み
ノア&ヴォクシーは、全長を4700㎜以下に抑えたミドルミニバン。ノアとヴォクシーの違いはボディ形状で、ノアは大人しめな標準仕様と少しスポーティなエアロ仕様、ヴォクシーはエアロ仕様のみが用意されている。
パッケージの特徴として、床の位置はアルファード&ヴェルファイアよりも70㎜低いため、サイドステップ(小さな階段)を使わなくても乗り降りが可能。外観の存在感や周囲の見晴らし感覚よりも、乗降性や運転のしやすさを優先させた設計で、日常的に使いやすい。
ライバル車と比べて明らかに優れている特徴は細かな部分の使い勝手の良さや装備の充実ぶり。サードシート格納は、レバーを引くだけで3列目シートが持ち上がり、サイドウインドウ側へ押すと自動的にロック。ストラップなどで固定する必要はない。リヤゲートも任意の角度で止められて、狭い場所でも荷物を出し入れしやすい。
先進装備も充実しており、電動スライドドアが開き始めた時に車両が接近すると、作動を停止して降車時の事故を防ぐ機能を選べる。渋滞時にステアリングホイールから手を離しても運転支援が続いたり、スマートフォンを使って車外から車庫入れの操作が行える先進機能も備わる。車格を超える充実装備が選べることも販売好調の大きな理由になっている。




ノア/ヴォクシー《買いのポイント》

価格差は23万円ほど。買い得視点ではハイブリッド車が上
売れ筋グレードだと、ハイブリッド車の価格はガソリン車よりも35万円高いが、税額は約12万円安くなるため、実質的な価格差は23万円ほど。燃料代(レギュラー・170円/ℓ)で換算すると約6万㎞で元が取れる計算だが、動力性能の恩恵も考えたらガソリン車はオススメしにくい。ハイブリッド車がベストバイだ。

ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。