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更新日:2024.12.22 / 掲載日:2024.12.22
2025最新版《アルファード&ヴェルファイア》ズバリ! “買い”のポイント
人気モデル『“買い”の決め手はコレでした!』魅力掘り下げ大研究
月刊自家用車のレギュラー執筆者が国産人気モデルの魅力をあぶり出し、ズバリ解説! その“買い”のポイントはあなたに“刺さる”のか。クルマ選びの際は本企画を参考にしっかり吟味していただければ幸いだ。
●文:川島茂夫/渡辺陽一郎
TOYOTA アルファード/ヴェルファイア【ミニバン】
※掲載情報は2024年10月26日時点のものです

“プレミアム”重視で特別なミニバンを演出
人気があるのは当然だ
アルファードとヴェルファイアの全長は、ともに約5mに達する。全高も1900㎜を超えるなど、国産乗用車としては最大級のクルマといっていい。クルマの全高と床の高さは、機能的には低いほど好ましい。床が低ければ乗り降りはしやすくなるし、相対的に低重心になるため、走行安定性や乗り心地でも有利になる。さらに空気抵抗が減って燃料消費量も節約できると良いことづくめだ。
ところがアルファードとヴェルファイアは、さまざまな不利が生じることを承知の上で、床と天井を敢えて高く設定した。床が高ければ乗降性は悪化するが、乗員が座る位置は持ち上がるため周囲の見晴らし感が高まる。さらにルーフが高ければ外観の存在感も強まる。特にアルファードはフロントマスクが派手な意匠だから、独特の威圧感も生まれる。
車内の広さはトヨタ車としてはグランエースの次に広い。現行モデルは実質的に上級グレードのみの展開になるため、どれを選んでも2列目はオットマンシートを備えている。キャビンの上級仕立ては他のモデルでは味わえないもの。パワートレーンもハイブリッドを中軸に置く設定だ。
デザインや雰囲気の是非は別にして、プレミアムに全振りしているキャラ設定が、好調な販売を記録している理由といえるだろう。




アルファード/ヴェルファイア《買いのポイント》

中古車人気も暴騰中。残価設定ローンの活用も考慮したい
2024年11月時点では受注を停止していることもあって、中古車を含めた品薄感は相当なもの。中古車価格も暴騰しているため、残価設定ローンの残価も高い。一般的には3年後なら新車価格の40~48%だが、アルファードとヴェルファイアは67%。上手に活用すれば月々の返済額を大きく節約することも可能だ。

ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。